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子供の出血にはよく出会います。 けが、鼻血の対処法はよく理解されているでしょう。
それでも小児科に出血で駆け込んで来られることはよくあります。
家庭での簡単な対処について説明しておきます。
鼻血 鼻に綿花で栓をする。 眉間・鼻の上部を氷で冷やす。 家庭の処置で止血できない時は耳鼻科で処置を受けてください。
口の中からの出血 大きな怪我によるものでなければ短時間で出血は止まります。 出血個所が判れば、そこをガ−ゼでも当てて押さえてください。 処置が必要と判断されるなら耳鼻科が適当です。 部位にもよりますが歯科でも処置は可能です。 口の奥からの出血が予想される時は総合病院外科治療が必要になります。
肛門周辺からの出血 大半が短時間で止まります。 消毒等の処置は必要ありません。
肛門の奥の方から出血が続くような時には総合病院外科を受診してください。
外傷 小さな切り傷で縫合処置をすることは最近少なくなりました。 流水で洗い清潔ガ−ゼを当て暫くは圧迫で止血してください。五分程度で止血が終われば少し強い目に絆創膏で締めることで応急処置は完璧です。
子供の出血は短時間で止まることが多いものです。 赤い血を見て慌てることなく適当な時間の観察待ちは必要です。
五分程度で止血できない時には医療機関を受診してください。
流水で異物・ゴミが除去できない時にも医療機関を受診してください。
家庭に清潔ガーゼを常備しておいてください。 薬局で販売されています。
抗生物質軟膏の塗布は必要有りません。
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