子供の病気 | P-020 | 風疹・三日ばしか | 子供の病気Topへ |
ウィルスによっておこる病気で、高熱と皮膚に赤くてマッチ棒の先き程の発疹が現れます。
皆さんは見る機会はなかったと思いますが、麻疹の発疹によく似ています。 大体は三日間程度で症状も軽くなりますから三日ばしかとも呼ばれて来ました。
特別の治療は必要としませんが、水泡にはカユミが伴いますから子供が引っ掻かないように軟膏の塗布は行います。
このような発疹を伴うウィルス性の病気は数多くあります。
風疹−麻疹−水痘の区別を誤る小児科医はおりませんが、他のウイルス性の病気と風疹の区別は難しいものです。 確実に決めるには血液検査が必要な時もあります。
風疹は罹ってもひどい症状を伴うこともなく、四、五日で快復します。
しかし妊娠初期に罹ると子供に奇形を残す心配があります。 この危険を避けるために以前は中学生の年代で女子には予防接種がされていました。 今は90ケ月までは無料で自己判断で接種が受けられるようになっています。
上で指摘しましたように他のウィルスによる病気を風疹と誤診されている子供がおります。
もしあなたの子供が風疹に罹ったと診断されると予防接種は受けないでしょう。
誤診で予防接種を受けずに、妊娠初期に風疹に罹れば危険です。妊娠初期に産婦人科を受診していれば危険予防は可能ですが、受診が遅れると不安が残ります。
最初の小さな誤りが、後日の大きな禍根を呼ぶ誤診になる一例です。医者も注意が必要ですが、最初の親の安易な判断も誤りを残す原因になります。
予防接種の項でも解説しますが、06年に予防接種法が改正され、麻疹ワクチンと混合されて接種がされます。 接種時期は、第一期として1〜2才、第二期として就学直前の一年間と決められました。
第一期接種前、第一から第二期の間に似た発疹の出た病気に罹った場合は小児科ホームドクターに対処法を相談してください。
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