家庭の医学 | K-085 | インフルエンザワクチンの有効率 有効性に疑問 | 家庭医学のTopへ |
夏を過ぎるとインフルエンザワクチンの接種時期になります。
マスコミ等では幼児・子供にも接種を促すような記事が掲載され、報道されます。
接種を勧める意見を述べる “専門家” も多数が登場されます。
皆さんは全ての情報を知って判断されていますか。
このHP では2004年に小児科学会から公表された意見 (注参照) とこの意見に基づく厚労省の [小児へのインフルエンザワクチンの接種は任意接種とする] との方針を根拠に接種を勧めない立場です。
小児科学会の意見として説明されている実情は下記の二点にまとめられます。
1) 1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかった。
2) 1歳以上6歳未満児については、発熱を指標とした有効率は20-30%となり、接種の意義は認められた。
予防接種法では三種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風)・新MRワクチン (麻疹・風疹の混合)・ポリオ・日本脳炎ワクチンが “定期接種” とされ、インフルエンザワクチンは “任意接種” とされています。 予算削減の措置でなく、効果を判断した医学的な対応と受け取れます。
小児科学会の方針もワクチン研究の専門家が参加した研究班の総意として公表された意見に基づいたものです。
これらの条件の中で “専門家”・“小児科医” から有効性を高くした意見が出されるのは奇異と見えます。
皆さんはこの様な状況を的確に判断してください。
2012年春から 「ワクチンではインフル発症を防げない」・「抗インフル薬は解熱効果はあるが、ウィルスは体内に残る」 と 広報されています。 医学的に正しい情報に書き換えられたのです。 前年までの情報が誤っていたことを認めた結果です。 |
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