家庭の医学      K-073   医者に経過の報告をしてください   家庭医学のTopへ
 
 診察室で感じることに、病気の結果報告の無いことです。
 
 治療をする際に,後の経過に一抹の不安を感じることが時にはあります。 保護者の安心を第一に不安は告げませんが,夜に・翌日に症状が悪化しないかと心配をすることがあります。
 
 晩酌を止めて準備している時もあります。
 
 再来がなければ安堵できますが,このような時に 「良くなりました」 の報告はありがたいものです。
 
 診察室で出会う病気の大半は,一過性のものです。 保護者が,‘今日の病気が治ればよし、サヨナラ’  と考えられるなら,医者はその患児・家族を診察室の通過者としか考えません。
 
 日常の受診に際して,このような情景を思い出してください。
 
 全快したときに受付への電話で結構です。 買い物の通りすがりで結構です。 全快をスタッフに伝えてください。
 
 受診した病気にも因ります。 症状の重さ・一つの病気での回数等によります。 常識の範囲に限られて結構です。
 
 このような気配りから,保護者とホームドクターの間の “親近感” が生まれると考えています。
 
 生活の知恵として活用して欲しいと考え ‘強制’ しております。
 
 HP相談室でも、アドバイス・回答に謝辞を強制しているようで申し訳ないと思います。
 
 しかし保護者の方に医者の姿勢も理解して欲しいと望んで、HP を運営しています。

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