家庭の医学      K-072   子供の心理的問題の相談   家庭医学のTopへ
 
 最近子供の心理的な状況について各方面で話題にされます。
 
小児科医療機関へ相談・受診したいと考えられる機会もあるでしょう。
 
 しかし、子供の前で不安を話すのは避けたいと考えられる場合もあるはずです。
 
 風邪・下痢・腹痛等を診察している時間帯ではゆっくりとして話を聞く時間も用意できません。
 
 あらかじめ電話で問題点を伝えて診察時間を予約してください。
 
 診察券・窓口には、この様な形式での診察案内が書かれていなくても、小児科医なら子供の心理的状況の診察が必要なことは理解しています。
 
 予約に際して、初回から子供を同伴するのが良いか否かは事前に聞けます。
 
 同伴で受診しても、診察室には保護者だけで入ることも可能です。
 
 心理的な問題についての受診には診察時間を長くする必要があります。
 
 混み合った時間帯に割り込んで、親身な相談が出来なかったと不安を訴える相談が寄せられます。
 
 小児科医も関心を持つ領域ですから、診察を受けるまでの手続きには協力してください。
 
 幼少の頃から受診を続けてきたホームドクターなら発育過程も記憶していますから、良き相談相手になれるはずです。
 
 公的な相談機関も各地に有ります。 大学の小児心理を研究する学部が門戸を開いている場合も有ります。
 
 これらの相談機関を利用される事に反対はしませんが、幼少期からの成長過程を観察してきた小児科ホームドクターが居られるなら最適と考えます。

 ← ワイドモニターを使用の時  家庭医学Topへ   HPトップへ  育児コーナーへ    子供の病気へ    運動発達へ