家庭の医学      K-068    医者の説明にも疑問有り   家庭医学のTopへ
 
 医者は時々 「●○●かもしれない」  との説明をします。
 
 医者は確信が持てるまでは検査等を実施し、その途中では確定した判断をする必要は無いと考えて、疑問符の付いた推測を話しているのでしょう。
 
 しかし、保護者・患者に不安を残す場合もあります。 患者・保護者も診察室では納得しているようですが、自宅に戻って不安を覚えるようです。
 
 この様な医者の発言は間違いと考えます。 不安を残したままでの帰宅にも賛成できません。
 
 医療の経過中には断定できない場面は多くあります。 検査を済ませても確定できず、症状を解消するだけの消極的な対応を進めて病気を知ることもあります。
 
 それでも ‘確定する’ を最大限の努力目標にし、確定できない時点では今後の方針をはっきりと説明する努力が医療人には必要と考えます。
 
 患者・保護者から  「●○●かもしれない」  との説明を受けていますとの会話を聞くことがないように医療人は努力すべきです。
 
 患者・保護者にも、アイマイな説明を受け入れずに、一歩でも踏み込んだ説明・回答を得る努力を求めます。
 
 「●○●かもしれない」 と同様に 「様子を見ましょう」 の説明も同じです。 「◎◎が疑われるので、○○の症状に注意して一週間様子を見ましょう」 との具体的な説明を受ける努力が必要です。
 

 ← ワイドモニターを使用の時  家庭医学Topへ   HPトップへ  育児コーナーへ    子供の病気へ    運動発達へ