家庭の医学  K-056     病院から受け取る医薬品説明書   家庭医学のTopへ
 
 健康保険制度の改正で医薬品の説明書を医療機関から受け取られるでしょう。
 
 この説明書の注意をどの様に理解すればよいのか、子供には判断できない症状が書かれているとの苦情が寄せられます。
 
 医薬品の随伴症状 ( 副作用の一歩手前 ) はいろいろありますが、多いのは胃腸症状です。 胃腸に起こる自覚症状は成人なら早期に知り得ますが、子供の場合は自覚症状の段階を越えて他覚症状 ( 保護者が確認 ) にまで進行して察知出来ます。
 
 医療機関で渡される説明書は成人向けの情報が子供にも渡されるとの不満です。
 
 医療機関が対処すべき問題ですが、現時点では解決されていない (成人用の説明で済ます) 医療機関も多くあるようです。
 
 医療機関は多忙を理由に、説明書を手渡して終わりにしています。
 
 受け取った保護者も自宅に戻って不審に気づかれるようです。
 
 事なかれ主義の医療機関を無くすべきですが、診察室での説明と薬局での説明には十分な説明を求めてください。
 
 以前に説明しましたが、小児にも使用する薬剤の医療機関向け情報 (製薬会社から届けられる) も成人用の解説になっています。
 
 子供を重視した情報も必要なことを厚生労働省・製薬会社も理解して欲しいものです。

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