家庭の医学  K-049   親父の背中 T     家庭医学のTopへ
 
 育児への父親の参加が色々な視点で望まれているようです。
 
 単なる育児労働への参加がもてはやされているのではありませんか。
 
 本当に必要な育児参加を一度考えてください。
 
 “親父の背中を見て育つ” と云われる,精神的な中心になる役割を果たせる父親が望まれているのです。  
 
 育児,子供の心理的成熟には男性的な思考・女性的な思考の両方が巧く植えこまれる必要があります。
 
 現代の育児は女性的な思考が強く作用しているようです。
 
 甘やかしの構図・自立心の欠如・・・,これは上に指摘した二つの思考が巧く作用していない結果と考えます。
 
 父親も子供に好かれる存在を意識して,遊び友達になりたいようです。
 
 育児には “威厳” が必要な時もあります。 ここで “威厳” と云うのは父親だけの威厳ではありません。 親の威厳が必要になります。
 
 威厳・権威を理解させるのに父親・母親の役割分担を一度考えてください。
 
 父親は理念を理解し、育児を理解してください。 母親も父親の役割について再考してください。 現状は父親に育児労働の助手役を望んでいるように見えます。
 
 お互いの役割を理解した上で、父親も育児労働に参加してください。

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