家庭の医学  K-048   医療とブランド    家庭医学のTopへ
 
 皆さんは医療にも ‘ブランド’ を求めていませんか。
 
 ここでは ‘医療機関’ でなく ‘医師’ にスポットを当てて見ました。
 
 マスコミ等で ‘名医 100 名’ の如き話題が提供されます。
 
 厚労省の規制緩和で手術の経験数をカンバンに明記することも許されました。
 
 マスコミとしては名医を選ぶ基準は持っているでしょう。 しかし、選任に当たった人の価値観が万人に一致するとは限りません。
 
 数が頼りの経験が名医につながるとは考えられません。
 
 相談室には高名で経験も豊富と思われる医師が開設した診療所で、不安が解消されず・満足できる対応が得られなかったとの相談もありました。
 
 ネットの世界に特異な理論を展開して‘カリスマ性’を吹聴して売名をしている医師も見受けます。
 
 日本に少数の ‘名医’ でなく、近隣に無名ではあっても親身になって診療する ‘医者’ を自分の目と体で探し出してください。
 
 医者なら ‘名医 100名’ は選ばないでしょう。 選べないでしょう。
 
 医療の世界に ‘ブランド’ は無縁です。
 
 他人の選球眼があなたの価値観に一致しないことも知ってください。
 
 大学付属病院は教育機関であり、医療以外の使命を果たすために患者の希望全てを満足させられないとよく指摘されます。
 
 総合病院は子供の日常に多い病気の治療機関でなく、検査が必要で入院治療が必要になるかもしれい病気の治療機関です。
 
 総合病院小児科の医師には重病に専念してもらう配慮も必要です。
 
 あなたが総合病院で重篤な状態の治療を頼む際に、主治医が外来でカゼの治療に労力を割かれるなら不満でしょう。

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