家庭の医学  K-047   子供の浣腸   家庭医学のTopへ
 
 乳児・子供の便秘も案外に多いものです。
 
 対策として食物繊維を多く摂取する食事による方法は最初に試みるべきでしょう。
 
 食事による方法で解決しない時には薬剤(下剤)・浣腸も良いでしょう。
 
 家庭で最初に試みる方法としては、浣腸を勧めます。
 
 「浣腸を繰り返すとクセになる」 と良く言われます。 食事による解決が第一ですが、便秘が続くよりは、浣腸によっても排便を促すのが先でしょう。 浣腸は有効な方法で、クセにはなりません。
 
 乳児に対しては ‘綿棒浣腸’ を実行してください。
 
 自宅で綿棒浣腸を試みても効果がないと来院されます。 聞きますと、皆さんは恐る恐るされて効果が出ないようです。
 
 綿棒は1cm 程度は肛門部より入れても危険はありません。内部に入れた綿棒の先端部で肛門の内壁をこすって刺激してください。
 
 成長した子供には薬局で販売されている浣腸薬を使用されても構いません。
 
 重症の便秘・便秘を起こしやすい病気を持つ子供の為には ‘浣腸用座薬’ も医療機関には用意されています。
 
 ホームドクターに相談してください。
 
 もう一つの注意点は幼児期から毎日、定時にトイレに座らせる習慣をつけてください。 勝手な時に、便意を訴える時だけに、トイレに行かせる方法では便秘になりやすいようです。

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