家庭の医学 | K-034 | 医者から説明を聞きましょう | 家庭医学Top へ戻る |
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HPの相談室には色々なメールを頂きますが,診察・検査を受けて病気の本態が判らないので説明して欲しいとの相談が多数含まれます。
主治医から聞かれた説明も断片的,検査の項目・数値も不正確な内容で相談が寄せられます。
説明当時には理解できたように思ったが,自宅に帰って不安が募るとの話が寄せられます。
主治医が十分な説明をしてくれなかった,主治医が忙しそうにしていたので聞けなかったと相談者は云われます。
説明を十分にしない医者,質問すると嫌がる医者がマスコミにもしばしば登場します。
そのような実態があるのは承知していますが,質問をしないで他に相談するのも間違いと思います。
病気の原因・病気の本態・必要な検査の内容・検査計画・治療計画・投与する薬剤の説明まで,十分に知らせるのが医療です。
納得されるまで十分に説明することは医者の務めです。 健康保険の医療費給付はこの仕事まで含まれています。
遠慮なく説明を受けて下さい。 一度自宅に戻った後に理解出来ていないことに気づいたり,不安が出れば再度の受診で疑問点・不安を明らかにして説明を求めて下さい。 後日の説明も健康保険制度では再診として処理されることは理解してください。
本来なら患者側からの要求が無くても説明するのが当然でしょうが,要求する努力もしてください。
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