家庭の医学  K-028   ペン・箸の正しい持ち方  家庭医学Top へ戻る
 
 ‘正しい ’持ち方と書きますと,どのような持ち方でも勝手でしょうと反発を受けそうです。
 
 ここで  ‘正しい’  持ち方と書きますのは,行儀・作法での価値判断でなく,手の機能の十分な成熟を期待できる ‘持ち方’ の意味です。
 
 手の機能と脳の働きの関連がよく云われます。
 
 手先が器用,細かな仕事が得意なことは良いことだと考えます。 これに反対されることはないでしょう。
 
 この意味で最近の若い保護者・青年・子供を観察しますと正しい箸・ペンの持ち方が出来る人が少なくなりました。
 
 ここで指摘する意味を理解して幼児期から正しい持ち方を指導してください。  ここで正しいと説明している箸の持ち方が出来る人と,勝手な持ち方の人で,容器に入れた小豆を一分間に他へ移し替える競争をしてください。
 
 取り上げた問題の必要性を理解して貰えるはずです。
 
 
 箸の持ち方で留意する事は,身体に手前の箸は人差し指の基部 (親指と人差し指の谷間) a と薬指の先 (爪の横) b に載せ親指の根部で押さえて固定します。 前方の箸 は親指と人差し指・中指の三指で自由に動かしコントロール出来る事です。
 
 ペンの持ち方は箸の持ち方で,手前の箸を取り除いた状態です。  ペンは三指を屈曲させずに,前方に突き出す形で支持してください。
 
 幼児期から正しい持ち方を指導すれば指の機能の成熟が期待できます。 美しい字を書くことにも繋がるでしょう。 行儀・作法としても美しい持ち方です。
 
 【運動発達】のコーナーで詳しく説明しています。 
 

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