家庭の医学  K-018   小児科、専門科の区別  家庭医学Top へ戻る
 
 このホームページでは子供の内科的病気は “小児科” を受診されるように奨めています。
 
 子供は他科の診察・治療が必要な病気にかかることもあります。
 
 最近は大都会では公立の総合医療センターが設置されるようになりました。 このような施設では、外科・耳鼻科・眼科・・・にも子供を担当する部門が置かれています。
 
 このような細分化された小児〇〇科・・・が設置されていない地域でも、子供の特質を理解した専門医は探せます。
 
 このような子供の病気に適当な病院・科を探すには、皆さんには情報が少ないと思います。
 
 皆さんは  “総合病院には全領域をカバーするだけの専門医を配置している” と誤解されています。
 
 小規模 (少ない小児科医しか勤務していない) の総合病院では配置されていません。
 
 該当する専門医のいない総合病院を選ぶ気持ちは無かったはずです。 例えば子供の心臓病を心配する保護者は、心臓病の治療に適した小児循環器専門医の勤務しないを病院を希望されないはずです。
 
 上手な方法は小児ホ−ムドク−タ−を一度受診して紹介してもらうことです。
 
 一つの病気の治療を受けている時に、他科の診察を受けたいと考えた時には主治医に希望を伝えてください。
 
 自分で探したり、知人のアドバイスでは間違うこともあります。
 
 保護者の判断から求められる希望が正しくないと判断できる場合も多くあります。
 
 小児科医も子供の病気について多方面に経験を積み上げ、情報も集めています。
 
 早く専門の医療機関を望む時には、紹介を頼むようにしましょう。
 
 ここまでは都会地域で小児科医を探せることを前提に説明しました。 過疎地域で小児科医を探せない場所では子供を知る内科医にホームドクターに選任してください。
 
 この様な地域では総合病院の受診が必要と判断される場合には、診察の目的に合わせた病院紹介を依頼してください。 “近い” が条件にはなりません。
 ← ワイドモニターを使用の時  家庭医学Top へ   HPトップへ   子供の病気へ  育児コーナーへ   運動発達へ