家庭の医学  K-010   適切な治療時期  家庭医学Top へ戻る
 
 生まれつきの病気、簡単な整形の要る病気に出会うと早い治療を望まれる傾向があります。
 
 乳児の時に判る、現れる病気で直ちに治療はできないものがあります。 家族が急がれても本人の体力、協力、成長での病気の変化を考慮することが必要になる病気もあります。  例えば先天的な心臓の病気、斜視、手足の奇形等があります。 手術が必要な病気で配慮が必要になるものが多くあります。
 
 この様な病気の治療法も年々変わっています。 手術の適応年令も変わっています。 この為に病気が判れば早く専門家の診察を受けるようにして下さい。 治療を急いでいるのでなく,適切な治療時期を専門家に判断してもらうためです。
 
 大都市には子供専門の医療機関が設置されています。独立して、あるいは総合医療センタ−に併設されていることもあります。
 
 外科、整形外科、眼科等にも大人とは別に子どもの病気を担当する医師を置いて、小児外科、小児眼科・・・として専門化されるようになってきました。
 
 出来ることなら子供にはこのような子供専門の施設を利用するようにしましょう。  

 ホ−ムドク−タ−に依頼して紹介してもらえば良いでしょう。 

 
 小児科医も子供の病気ですから一つ一つの病気に適当な治療の情報は集めていますが、時代に遅れることもあります。 小児科の病気でも適切な時期に、専門科、専門の医療機関への紹介を頼むようにしましょう。
 
 周囲から早い治療を奨められることがあっても最良の時期を選ぶことが大切です。 
 
 追加 ここで奇形と言う医学用語を使用しました。 日常に使用する奇形と言う言葉には困ったイメ−ジが含まれます。 医学では正常と考えている形と異なるものは、程度に関係なく奇形と表現します。  医医師は患者と話すときは使いませんが、簡略が必要なホ−ムペ−ジですから使用しました。
 

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