家庭の医学  K-008   名医とは   名医は必要でしょうか  家庭医学Top へ戻る
 
 マスコミ、書籍で ‘名医’ なる用語をよく見かけます。 評価に値する ‘名医’ がおられるなら、難病、珍しい病気の治療には名医は必要でしょう。 
 
 しかし日常によく罹る病気に ‘名医’ は必要ないでしょう。 平均的な医療の出来る医者でよいとしませんか。
 
 患者側の評価も当てになりません。 強い薬を出してくれる良い医者、容易に薬を出してくれる良い医者、検査を多くして病気を調べてくれる良い医者。 ここの ‘良い’ を ‘悪い’ に変えてもあてはまりそうな話です。 科学的な根拠をもっての判断ではなくて、医者との関係の中で自分の考えるものに合った経験が出来た時には、‘良い医者’と考えられるのです。 注:‘強い薬’は不適切な表現です。 本来は“有効な薬”が当てはまります。 それでも、多くの人が‘強う薬’を良しとされています。
 
 新聞の医療記事で、「患者同士でアドバイスをしているものに、親切心で教えているようですが、医学的におかしなアドバイスもあります」 と指摘した医者のコメントを読みましたが全く同感です。
 
 世間話で聞く治療法の是非の判断、医者の信頼度は当事者の個人的な評価との一致点で判断されています。 他人の評価は当てはまりません。 自分の判断でホ−ムドクタ−を選んで下さい。
 
 一般人の評価だけでなく、書籍・マスコミでの評価にも疑問を感じる事があります。
 
 ホ−ムドクタ−に治療を受けている中で時には治療が自分の思うような運びにならず、不安になることもあるでしょう。 転医をすることは患者の権利です。 
 
 世の中では転医して良かったと思えることも多いでしょう。 医者の私でも転医が必要だと思った経験はあります。 しかし、“患者−医者” の信頼は一つ一つでなく長いつき合いで判断する気の長さも患者には望みたいものです。 
 
 医者側からの一方的な希望と読めるでしょうが、永年の感想でもあります。   

 ← ワイドモニターを使用の時  家庭医学Top へ   HPトップへ   子供の病気へ  育児コーナーへ   運動発達へ