家庭の医学  K-007   入浴は最良の健康薬です 。  入浴時の注意  家庭医学Top へ戻る
 
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 「熱があると入浴をやめ、体温が三十七度を越えると熱があると言って入浴をやめています。 この医学知識は正しいのでしょうか? 結論をさきに言いましょう。
 
 これは誤った考えです。 入浴は最良の健康薬です。 ヒフの汚れを落とし、ヒフ呼吸を活発にさせて新陳代謝を高め健康を回復させる最良の健康増進剤です。 カゼをひいた時も、熱のある時も子供が元気にふるまつていればおそれずに入浴させてください。
 
 しかし、入浴については注意してほしいこともあります。
 
 ここでは、秋から冬の寒い時期の注意を記しておきます。 
 
 寒くなると入浴後すぐにパジャマを着せて寝かせるのが当然と考えているお母さんが多いよぅです。 しかし自分の経験から一度考え直してください。
 
 入浴後には半時間もすると着ているものがじとつと湿ってきます。 この湿りが夜半の冷え込みで身体を冷やします。 子供はフトンからとび出して寝ていることも多く、余計に身体を冷やしてしまいます。 この時にカゼをひくことがあるのです。 胃腸の動きも悪くします。 
 
 冬のカゼで子供がよく吐くことがあります。 病気に由来する場合もあります。 ウィルスによる感染症で、カゼの症状と下痢・嘔吐が合併する病気がよく流行します。
 
 寒い時期には入浴後、子供には一度衣服を着せて半時間程は居間で静かに遊ばせ、その後で乾いたパジャマに者替えさせて寝かせるようにしてください。 こうすれば夜半の冷え込みもこわくありません」

 

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