家庭の医学  K-001   ホ−ムドクタ−を決めましょう。  ホ−ムドクタ−を持ちましょう。  家庭医学Top へ戻る
 
 昔は “かかりつけの先生に・・・” という話が聞かれました。
 
 最近はホ−ムドクタ−と言葉は代わっていますが、この様な言葉で表現できる医者との関係を築いていない家庭が多くなりました。
 
 核家族も多くなり家庭で解決できる健康管理の知恵を得られなくなりました。一例として家庭を築いた時からのホ−ムドクタ−の持ち方を考えてみました。

 

 二十代、三十代は病気になることも少ないので自身の為のホ−ムドクタ−の必要は感じないでしょう。 結婚して子供が誕生して医療機関との関係も始まります。
 
 子供の健康管理・病気の治療の相談に乗ってくれる小児科専門医院を近くに探して下さい。
 
 赤ちゃんの時代には育児のアドバイスも必要になります。 保健所の検診も良い機会ですが、個々に適した詳細なアドバイスは小児科医から受け取れます。
 
 健康な時から相談する小児科医を知っておくと病気の時もあなたの赤ちゃんに適した治療が受けられます。耳の病気かな? 目のびょうきかな? 外科の病気かな? と判らないときも先ず小児科のホ−ムドクタ−を訪ねて相談して下さい。 次に行く適切な所を教えて貰い紹介状も書いてもらえます。
 
 最近は大学病院、総合病院、大都市の総合医療センタ−は紹介状なしでは受診出来ないところも多くなりました。 診察の時間が予約できる病院も多くなり赤ちゃんの負担も少なくなります。
 
 15歳位までは小児科で対応出来ます。 子供がこの年代の両親は病気に罹ることも少ないでしょう。 治療は受けられなくても両親の治療に良い医療機関の紹介は出来ます。
 
 子供が十代を超えると病気に罹る機会は少なくなり、両親が病気に罹る心配も多くなり、健康管理が必要な時代となります。 この頃からホ−ムドクタ−を内科医に変更しましょう。
 
 子供も成人としての健康管理で十分となるまでに成長しました。
 
 おばあちゃんが行きつけの内科医院、内科・小児科医院へ連れて行き、ここが若い家庭のホ−ムドクタ−になるような選び方は奨められません。 自分たちと子供の年齢サイクルをもとにしたホ−ムドクタ−の選び方を奨めます。

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