育児の広場      I-301   子どもとゴネ得   育児Top へ戻る

 

 菓子店で、オモチャ店で子どもがグズルと困った経験をされたこともあるでしょう。 対処の質問も受け取ります。

 小児科医が運営するHPを閲覧していて 『子どもがグズル時に保護者が買い与えなければ、子どもは自分で判断をして欲しいものが、子どもにとって必要なものか、又はそれ程必要でないものかの判断ができなくなります。』 とのアドバイスを読みました。

 このアドバイスには反対です。 “わがままが” ・  “ゴネ得” を許して、子どもにも年令に応じた適切な判断力を植え付けることは絶対に不可能です。

 現場でわがままを許し、『現場での説得は避けて、帰宅後に説明する』との意見が聞かれます。 この意見も正しいと思いますが “現場での説明と説得” も併用すべきと考えます。

‘子ども’ と大ざっぱな取り上げを止めて、年代を細分して検討しましょう。

 細かく分けすぎると説明も混乱しますから ○ 三才頃まで ○ 五才頃まで ○ 就学前 を対象とします。 小学生にもなればグズルと云われる状態は無くなります。

 三才頃までの年代なら、他愛のない物・安価な物への執着が原因です。 しかし、グズルを繰り返させない配慮は必要でしょう。 購入する目的の無い時には店には近づかない誘導で避けられます。 店に行くときには購入する物をシッカリと決めて行く事も大切です。 保護者も決めずに店に入り、探すのは愚作です。 

 食料品・日用品・雑貨を販売する大型スーパーなら、先に子どもの欲する品を買い込むのも一策です。 子どもがグズル要因には品物への執着と、店内での疲れも働きます。  短時間で買い物を済ませるのも一計です。

 三才を過ぎれば日常の説明・説得を記憶することも出来ますから、五才頃までは出掛ける前に買い物の品を決めて行く配慮が良いと考えます。  希望を叶えた喜びも理解出来る年代です。

 五才を過ぎてクズル行為は他の原因も検討する必要を感じます。  例えば、情緒障害と呼ばれる状態との関連を検討して欲しいと考えます。

 各年代を通して、“ワガママ”・“ゴネ得” をさせない育児を日常に用意する配慮が必要です。

 上にも触れましたが、この様な状態に出会った時には “現場で説明と説得” と “帰宅後に説明と説得” を使い分ける大人のチエを採用してください。

 五才を過ぎても自宅外でグズル行為を多く見せる場合には、原因の探求も必要です。

 ← ワイドモニターを使用の時  育児Top へ戻る  HPトップへ   子供の病気へ    家庭医学へ    運動発達へ