育児の広場     I-086   幼児のシャワーに注意   育児Top へ戻る
 
 子供の夏の健康管理では 「身体を冷やさない」 ・ 「お腹を冷やさない」 を守るように云われてきました。
 
 冷房使用では、適温以内で子供の体温を維持することは必要な配慮です。 冷房使用で室温を低く設定しますと体温と環境温度の違いは大きくなります。 
 
 身体をスイカに例えるなら、成人は ‘大きなスイカ’ 、子供は ‘小さなスイカ’ です。 大きなスイカは冷やすのに時間が掛かりますが、小さなスイカは早く冷えます。 子供の場合には、皮膚の冷却と共に内臓へも冷却効果が及びます。
 
 皮膚表面で冷気を感じさせる環境温が最善で、身体内部・内臓部まで冷やす必要はありません。
 
 この前提で、幼児にシャワーを使用する時の注意です。
 
 夕刻以降のシャワー使用を控えてください。 夕刻はおおよそ四時以降と考えてください。 言い換えれば、ビニールプールでの水遊びを止める時間です。
 
 皆さんは “入浴(バスタブに浸かる)” と “シャワー” の違いを実感されているはずです。
 
“入浴”では浴後に汗が出るはずです。 “シャワー” の後は爽快を感じて汗は出ないはずです。
 
 この違いは、“入浴”は身体を温め、“シャワー” は身体を冷やしているからです。
 
 勿論、身体を洗浄する共通点はあります。
 
 幼児に、夕刻以降にシャワーを使用することは “お腹を冷やす” につながります。
 
 幼児では夕刻以降・涼しい日にはシャワーを使用しないようにしてください。 やむを得ずシャワーを使用した時は、クーラーの使用は控えてください。

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