育児の広場     I-070  子供の事故   育児Top へ戻る
 
 就学までの乳幼児の事故の70% 近くが家庭内で起こっています。
 
 幼稚園・公共施設内の事故は約10% 弱で、道路・公園等の屋外は20% です。
 
 小児医療の進歩で子供の死因の第一位は病気ではなく事故が第一位となっています。
 
 事故の一つ一つを検証すれば保護者の責任を問えない事例も有るでしょうが、不注意・配慮の足りなさが原因と云えるでしょう。
 
 寝返りが出来るまでの時期で多いのが、抱いているベビーを落とす事故があります。 抱き方のまずさと、母親の不安定な姿勢で抱く時の事故です。 例えばハイヒールで抱くことです。
 
 首が安定した時期に父親が空中に10cm ほどほうり挙げてあやしている光景を見かけますが、これも受け損なって転落させる事故があります。
 
 寝返りが出来るようになるとベッド・台からの転落です。台の上にベビーを置くときは、両側に一回の寝返りが出来るスペースを確保してください。
 
 軟らかなフトンでのうつぶせ寝、嘔吐物による窒息も要注意です。
 
 四つ這いでの移動が出来る頃になりますと興味の度合いも増して、床に落ちた物を口に入れての事故があります。 マメ類を気管に誤飲しての窒息が増えてきます。
 
 ビンのふたを開けられる時期になりますと化学製品・成人用薬剤・成人用の嗜好品の誤食・誤飲が増加します。
 
 皆さんは事故を経験していない、周辺でも事故が無い時には予想もしない状況から事故は起こります。
 
 事故をよく見る医療関係者なら驚くような不注意・配慮に欠けた育児現場を見かけます。
 
 事故は予防して当然との意識を持って育児を進めてください。
 
 父親の育児参加は年々増加しています。 父親・母親に呼びかけます。

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