育児の広場     I-069   幼児・子供には正しい動物観を教えましょう   育児Top へ戻る
 
 今、動物をペットとして飼育される状況を観察しますと、誤りと指摘したくなります。
 
 ペットに接される時の状況、話しかける言葉、話題にされる状況に奇異・異常を感じます。
 
 ヒト と 動物 の区分がされていません。
 
 「太郎 (ペット) ちゃんに水を飲ませてあげる。 夕食をあげる」に奇異を感じませんか。
 
 言葉の使用を聞いていると、ペット が ヒト より高位と勘違いさせる言葉遣いです。
 
 これらを幼児・子供が見たり聞いたりすると、動物の位置づけに迷うでしょう。
 
 ヒトと動物に順列を付けるなら、ヒトが上位のはずです。 動物軽視・動物虐待とは異質の概念です。
 
 動物をペットとされる人の全てとは言いませんが、動物を高位に位置づけた行動・言葉遣いを見聞きします。
 
 「太郎に水を飲ませる。 エサをやる」 で充分でしょう。 ゆずっても「太郎に食事を食べさせる」 までです。
 
 此処では言葉に限って触れました。 ペットに接する姿勢全てに云えると考えます。
 
 少年犯罪の報道で動物虐待も云われます。 幼児虐待も増加しています。
 
 少年の意識から  “順列の理解” が欠けたのではありませんか。
 
 直接の因果関係とは強く言いません。 しかし無縁でないと考えます。
 
 TVから俗悪番組の追放を叫び、俗悪書籍の追放を叫ぶ前に、家庭での育児環境の見直しをして欲しいとの提案です。
 
 ‘ペット文化論’ ではありません。 幼児・学童期の子供がいる場でのペット飼育論です。

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