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幼児期に情緒面の成熟に、本の読み聞かせが重要なことには異論がありません。
読み聞かせの時期を過ぎると、一人で絵本を見る (読む) も重要な経験です。
しかし、最近の育児の場面で絵本を見ている情景を観察しますと、絵本を見る時の姿勢・絵本と眼の距離に配慮されているようには思えません。
絵本と眼の距離が近すぎます。
寝ころんで顔を絵本に近づけての読書スタイルです。
寝ころんで読むことに直接の反対ではありませんが、幼児の上肢の支持機能が弱いため、自然に絵本と眼が近づきます。 この姿勢での読書には賛成出来ません。
このような読書習慣が近視の原因になります。
私の診察室では 「幼児の読書には反対します」 と云うほどです。
読書の効用は大きなものですが、今の読書スタイルを見ますと “読書の弊害” を叫びたくなります。
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