育児の広場 | I-051 | 授乳方法・授乳時間 | 育児Top へ戻る |
授乳については育児書に書かれた回数・量・時間間隔にこだわらず,本人任せに自由に進める方式で良いとする意見も多くなりました。
育児書の解説には,乳児の成長の研究と長い経験で得られた良き方式が含まれているはずです。
確かに機械仕掛けの如くに進め,育児書通りの結果が出なくて困惑される育児には賛成できません。
成人の生活方式が個人を重視する風潮の中で,‘個人の自由’が尊重されることには異論はありません。
乳児の発達は ‘科学’ に基づいた自然の摂理で理解するものです。 個人の思考で選択できる ‘文化’ でないことを理解して欲しいものです。
旧式と評論されるかも知れませんが,時代に適合した育児書に解説される方式を基本として重視すべきと考えます。
この方式をベースにして乳児の生理機能を保護できる範囲で自分流を作って欲しいと考えます。
授乳時間・間隔の維持は,離乳食に移行するのに都合良く設定されています。
母乳・人工乳から離乳食,普通食へなだらかに移行させるのは消化機能の発達に合わせた必須の経路です。
離乳食にうまく移れない・咀嚼が巧く出来ないと悩まれる相談を受けますが,授乳方式にまでさかのぼって遠因を考える場合もあります。
堅い話になりましたが,基本を重視する必要を主張します。
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