育児の広場 | I-044 | 幼児健診の意義と目的 知的面・心理面の発達 | 育児Top へ戻る |
子供の発育・発達を見守る必要は理解しておられるでしょう。
発育・発達を見るとき大別して運動機能の発達、知的・精神的な理解度を対象とする事が必要となります。
知的・精神的な面では集団生活に参加できる条件を満たせられるまでと考えます。
[知的・心理的な発達検診] この領域の発達も出生直後から始まっていますが、保護者が実感できるのは笑顔で保護者を識別しているように見うる頃からでしょう。
これにつづいて喃語を話す、幼稚語で会話が可能、同年代の幼児と交流が出来る等の社会性の成熟が観察対象になります。
これらの全体を観察し、判断する時期として18ヶ月・三才が設定されます。 小児科医は6、10,12ヶ月の検診時に知的な発達も観察していますが、追加として一歳半、三歳の検診が必要となります。
1才6ヶ月健診では、社会生活に参加する準備が整っているか否か(言語・会話の成熟度) の判断がされ、この時期以降の “社会参加能力” の推測が可能な時期であり、障害を阻止する時期でもあります。
3才時の健診は言葉の未熟に対して特別な対策が必要か否かの最終判断時期になります。
これが幼児健診の大まかな意義です。
子供が自立して集団生活に参加できる条件を満たせられる時期は五歳頃と考えます。
最近は,幼児の社会参加が早まる傾向にありますので,3才児健診は意義が薄れ,2才・2才半での細かい評価が必要と考えられます。
保護者が厳格に日常の子供の評価がなされるなら,医療機関での健診は必要ないとも考えています。
検診の目的を理解して、適切な機関を探してください。
健診時期はおおよその表示です。 少しのズレは問題ありません。
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