育児の広場  I-025  幼児の咀嚼と飲み込み   育児Top へ戻る
 
 誕生日を迎えた一才の元気な子供の父親から、次のような手紙を貰いました。
 
 「固い食べ物が大好きです。軟らかい食べ物よりも、歯ごたえのあるものを好みます。周囲の子よりも、よく咀嚼して時間をかけて食事をする子供になっています。固いものは消化が悪いという意見もありますが、特に問題はありませんか 」
 
 以前に、離乳食の項でも書きましたが、長い期間に柔らかい食事で離乳食を続けると咀嚼の能力が発達しません。
 
 ある程度に,かみ砕いて飲み込む能力も必要です。
 
 小学生になっても錠剤が飲み込めない子供がおります。
 
 水・流動物・固形物の飲み込みは口腔の機能の発達に必要なことです。
 
 ここに紹介した子供は必要なことを経験しているのです。
 
 本人は消化に必要な大きさにまでかみ砕いています。 消化の妨げにはなりません。
 
 時には便に固まりで出るかも知れませんが、ひどい下痢が起こるまで本人に任せてください。

 ← ワイドモニターを使用の時   育児Top へ戻る  HPトップへ   子供の病気へ    家庭医学へ    運動発達へ