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大きくなっても幼児語が消えません。 この様な心配をされる方が多くなりました。
最近言葉の発達が遅いと心配されることと一緒に言葉の成熟での大きな問題です。
原因の一つに少子化の影響で、同年代での交流の機会が少ないことがあげられます。 そして一人の子供への愛情の表し方も歪んできました。
幼児語を使うことが可愛がりと誤解され、幼児語が多用されています。
幼児語は随分以前から幼児期には使われました。 しかし昔は同年令の子供の交流で自然に消されて行くものでした。
現代には自然に解消してくれる働きは無くなりました。 以前には五才にもなれば甘ったるい幼児語は自然に本人が話さなくなりました。
育児も時代に合わせることが必要です。 言葉にしても時代に合わせて教えることが望まれます。
幼児語を使わずに、最初から幼稚園児以上を想定して話しかけるようにしましょう。 マンマ、ワンワン等限られた幼児語、擬音での表現は使用しても、1才半頃から大人に共通の言葉で教えていけば、成長して用語を入れ替える必要が無くなります。 例えば目、耳、口をオメメ、オミミ、オクチでなく、メ、ミミ、クチとして,ていねい語も省いて教える方が得策です。
言葉の学習は聞くことから始まります。矯正も聞くことから始まります。 この‘聞く機会’が少なくなってしまったのですから、矯正の機会も少なくなりました。
困難な矯正を考えるより、矯正を必要としない言葉・会話から初めて下さい。
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