育児の広場   I-006   運動発達の指標   育児Top へ戻る
 
 赤ちゃんの運動面の発達をはかるのに‘首のすわり’,‘寝返り’,‘お座り’,‘立ち上がり’,‘歩行’が何ヶ月で出来たかを指標にします。
 
 例えば首のすわり’は三ヶ月頃としています。 しかし発達にも個人差があります。 生まれつきの条件、環境も影響しています。
 
 医者・保健婦が赤ちゃんの発達を見るときの資料には3−4ヶ月と書かれています。 さらに健康な赤ちゃん100人のうち10人はこれより遅れると書かれています。
 
‘歩行’については11.5−14ヶ月で90%の赤ちゃんが可能になり、遅いと一歳半を越します。 
 
 母子手帳・家庭医学書・育児雑誌には比較的短い間隔で書かれていますが、実際はこれほど幅の広い物です。 だからこの様なものに書かれた時期から遅れてもすぐに心配することはありません。
 
 しかし遅れすぎの赤ちゃんが病気の場合もあります。 だから母子手帳等に書かれている時期に数週間の余裕を置いて観察し、それでも不安があれば小児科を受診して下さい。
 
 生後三ヶ月の頃は両親も分からないことが多く心配もありますから、最初の指標になる‘首のすわり’では四ヶ月に二週間の観察期間をたして受診して下さい。
 
 そして、月齢が増えて獲得できるものほど観察期間を長くしてもかまいません。
 
 ここで一つ書き加えて置きます。 上の五つの指標で‘お座り’については多くの人に誤解されています。
 
 他の四つが自分の能力で出来ることを条件にしますが、この‘お座り’は検査をする者が赤ちゃんを座った姿勢にして何秒間手を離しても安定しているかで判断します。
 
 だから赤ちゃんが座れるのではありません。5−6ヶ月で‘お座り’が出来ると誤解して赤ちゃんの腰の周りに座布団を置いて座らせていますがこれは誤りです。 ぎゃくに健康のためには害になります。
 
詳細は運動発達のページに解説しています。

 

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