育児の広場  I-004  ていねい語の氾濫   育児Top へ戻る
 
 
 ていねい語が氾濫しすぎています。 敬語の使い方もずいぶん乱れています。 たかが言葉ですが人間関係を築くのに重要な接着剤でもあります。 一度検討してみませんか。
 
 最近に多発している青少年問題の原因として子供・少年が年代間、指導を受けている人との間に保たなければならない序列を理解できないことが一つあげられます。 序列と表現していますがこれは人にナンバ−をつける意味でないことは理解して下さい。
 
 ヒトと動植物の間にも当然の序列は存在します。
 
 学習の指導をしてくれる学校の先生を尊敬する気持ち、社会に出て実務を指導してくれる先輩を尊敬する気持ちは何時の時代にも必要です。 自分を育ててくれる親への感謝と尊敬も必要です。
 
 しかし、現状のていねい語はこの序列の意識を破壊しています。 幼児期から動植物とヒトに同様のていねい語を使うように教えておくと、人間への尊敬の表現は出来ません。
 
 子供を可愛がるあまりにていねい語を乱発していては、人生に必要な序列の概念を理解させられません。
 
 序列、順番、優劣という言葉を悪い表現としての認識・理解は再考すべきでしょう。
 
 子供には親が勝る者、強い者との理解を教えるべきです。 父親の強さも教えるべきです。 ヒトは動植物に勝る者だという概念も教えるべきです。 当然、慈しみの気持ちを持たせることは必要です。
 
 育児での配慮はこの様な小さいことにも目をむけてください。 ていねい語を使わないことをぞんざいな話し方と同一視する風潮が間違いです。
 
 保護者の言葉は乳児が話し始める以前、乳児が聞くだけの月令から考慮して欲しい問題です。
 
中学・高校生と成長する中で、ていねい語の必要は自然に会得出来るはずです。
 
この話題には反論が多くあると思います。 一つの提言として育児を始められて時間の経たない両親に考えるきっかけになればと書きました。
 
皆さんの意見も聞かせて下さい。
 ← ワイドモニターを使用の時   育児Top へ戻る  HPトップへ   子供の病気へ    家庭医学へ    運動発達へ