子供の病気 | P-057 | 扁桃腺の肥大・扁桃腺摘出手術 | 子供の病気Topへ |
子供が高熱を出して診察を受けると、殆どの場合に「のどが腫れています」と云われるでしょう。
急性炎症では感染部位の‘腫れ’は当然にありますが、目に見えるほどの ‘腫れ’ は少ないと考えています。 医者も寸法を測ることはしていません。 【 医者の意見・4 “のどが腫れています” 】 も読んでください。
‘のど’ と云われるのが扁桃腺です。
医学用語としては‘腫れる’と‘肥大’は異なります。 一時的な変化と常時の状態です。 常時、扁桃腺が大きい場合が扁桃腺肥大です。
「よく高熱を出しますから、扁桃腺を切った方がよろしいか」と「扁桃腺肥大がありますから、扁桃腺を切った方がよろしいか」の相談があります。
前者は摘出手術の対象にはなりません。 後者については検討される場合があります。
もう少し条件を狭めると、‘扁桃腺肥大があって高熱を出しやすい’ が検討条件になります。
以前に比べて、この手術は可能な限り実施しない方針に変わっています。
耳鼻科医に比較して、小児科医の方が手術をしない方針を優先しています。
扁桃腺摘出手術を保護者から望むことは必要ないでしょう。
医師から勧められた時は、小児科医の意見と耳鼻科医の意見をよく聞いての判断が必要でしょう。
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