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 大人の慢性疲労がよく云われます。 しかし慢性疲労は大人だけのものではありません。
 
 自然の ‘一日のリズム’ と、適度な疲労から得られる快適な睡眠が子供にも無くなっています。
 
 適度な疲労とは、学校での部活・屋外での運動から得られるものです。
 
 学校の先生のような道徳・規律からの考察ではありませんが、小児科医として健康を考えると睡眠時間は小学生では 10 時間,中学生では 9 時間は必要と考えます。
 
 仕事を終え帰宅が 9 時前後になる父親が帰宅後の家庭の団らんとして10 時前後まで子供と遊んでいると、子供の就寝時間は 11 時にもなります。
 
 テレビゲームに熱中して屋外での運動が少なくなると適度の疲労は得られません。 就寝間際までゲームに熱中すると興奮が残り、快い入眠・深い睡眠にはなりません。
 
 これが子供の慢性疲労になります。
 
 定時に起床出来ない、学校での遅刻,授業時間中に眠気をもよおす子供が多いそうですが,ここにも原因のひとつがあると考えます。

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