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 頭痛はカゼの症状として現れることはご存じでしょう。
 
 子供がカゼに罹患した時以外に頭痛をうったえることは少ないものです。
 
 他の原因でも頭痛は起こりますが、成人ほどには多くありません。
 
 病院では時に頭痛を訴え脳炎、脳腫瘍の疑いで入院する子供もありますが、これは少ないものです。
 
 子供の頭痛はめずらしい症状でした。
 
 日常に子供の頭痛を診察することは案外に少ない状態でした。
 
 しかし最近は幼稚園児・小学生の低年令にもよく相談される症状になりました。この増加した部分の原因は肩こりにあたります。
 
 勿論、他の病気は念頭におきますが最後に肩こり・筋肉痛によるものと診断する子供が多くなり、年令も低くなってきました。
 
 病気が社会の環境・状況に左右される一例でしょう。
 
 子供の後頭部(耳の高さで左右)、首の側面(後ろに近く)、肩で少し強めに押すか、その部分の筋肉をかるくつまむと、異常に痛みを訴えます。 これこそ筋肉痛によるものです。
ここでタイトルは頭痛となっていますが、子供の肩こりも同種の病気です。 この原因は全身運動の欠乏です。
 
 屋外での全身運動の機会が少なくなっています。 テレビゲ−ムも原因です。 このテレビゲ−ムではテレビ画面を見つめることで眼精疲労と云われる眼球疲労からも頭痛が起こると指摘されています。
 
 もう一つの原因として姿勢の影響も検討すべきです。 
 
 子供の脊柱の曲がり・側湾が筋肉痛の原因になります。 脊柱の側湾は頚部・肩周辺の筋肉が頭部を支える時に左右で異なる緊張度 (収縮力) が必要となり、筋肉痛を引き起こします。
 
 全てを書ききれませんが、頭痛を起こす希な病気を書いておきます。
 
 脳炎・脳症、脳腫瘍、眼の病気(眼精疲労・視力低下・斜視等)、てんかん・・・とあります。
 
 ここで眼の病気以外は少ないことですから、頭痛があればまず筋肉痛と眼のことを考えて下さい。
 
 此処で取り上げた頭痛に関しては、屋外での遊びが予防策です。 正しい姿勢にも配慮することです。
 
 テレビゲ−ムで遊ぶ時間を減らして、屋外で遊ばせましょう。

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