子供の病気  P-008   ぶつぶつ  発疹  湿しん  蕁麻疹   子供の病気Topへ
 
 電話で 「ぶつぶつが出来ました。診察を受けた方がよいですか」 との相談があります。
 
‘ぶつぶつ’ について考えましょう。 診察を受ける必要があるかないかを判断するためにももう少し正確な区別をして欲しいと考えます。
 
‘ぶつぶつ’と表現される状況を細分することは案外と難しい事です。 少し勉強して区別する努力をしますと役に立ちます。 一度や二度間違っても専門家ではないのですから許してもらいましょう。
 
‘ぶつぶつ’と表現されるものは皮膚に細かい凹凸ができるもので、発疹・湿しん・蕁麻疹をまとめて表現しているようです。 これからは後ろの三つに分けて表現するようにしましょう。
 
 発疹 (はっしん、ほっしん) は麻疹、風疹、水痘のようなウィルスの病気で皮膚にできるものを云います。小さな、赤い、少し盛り上がったものです。中に水を持つ場合もあります。かゆみがあることもあります。
 
 蕁麻疹は地図のように、水に浮かぶ流氷のように盛り上がったものや、小さな隆起としてばらまいたように見える場合があります。 大半でかゆみが伴います。
 
 この他に蚊、蚤に咬まれての変化も見極めて下さい。
 
 湿疹の説明は説明は難しいものです。 ここでは省略させてください。 
 
 皮膚の変化で上に説明出来たもの以外を湿疹と云って下さい。
 
 これだけの説明で医者に話をすると間違いを指摘されることもあるでしょう。 これを書いている私も不正確な説明と非難されるでしょう。 
 
 しかしこれぐらいの大ざっぱな区分けが出来れば、慌てて感染による病気で皮膚科を受診したり、小児科を必要もなく受診したりすることは少なくなります。 
 
 逆に様子見でひどくしていることもあります。 これだけの区分けで日常の変化には役立つはずです。 病気の説明に例外はつきものです。 これに分類出来ない皮膚の病気はあります。 この方法で区分け が出来なければ皮膚科に直進です。
 
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