例年、インフルエンザが流行しています。　最近は子供に加えて、高齢者の流行が問題かしています。

　

　高齢者では肺炎を併発させて死亡されること、老人施設での流行と死亡が伝えられます。

　

　例年、流行時期の前 （秋） には 『今期は大流行します』 との警報が必ず知らされます。　診療する側から見ますと感染者の多さは実感していますが、警告の大きさ （強さとも云えます） に比例した大流行とは思えません。　警報の完全無視を勧めることはしませんが。

　

　一般の人々に恐怖感を抱かせる警報に反対します。　マスコミ報道の風物詩と言いたい報道にも賛成出来ません。

　

　ワクチン接種を受けていなくて重症になったと誤解をあたえるような報道もありますが、ワクチンの予防効果については医学界でも賛否両論です。　効果を疑問視する意見が逆に多く、接種を奨めない医療機関が多くなっています。

　

　予防は必要です。　うがいと手洗いは必要に応じて繰り返しましょう。　疲労も病気をひどくすることは間違いありません。　八時間の睡眠は確保するようにすることが必要です。

　

　費用のかからない、家庭で簡単に繰り返すことの出来る予防法の採用は良いでしょう。

　

　余談ですが、TV・マスコミで繰り返される鼻炎・花粉症の大流行予告にもオカシイを感じます。