【オモチャの工作教室】                                  

木のオモチャは多くの保護者に好評です。

しかし、高価な為に見送られる場合もあるようです。

パパの日曜工作で手作りしませんか。

市販品のコピーでも良いでしょう。

市販品の大半は類似デザインも多く、オリジナルは少ないようです。著作権には抵触しないはずです。

少しのアレンジでも我が子の宝になるはずです。

材料は DIY 店で購入できます。

DIY 店の工作室で借用できる工具で作れるオモチャを作りましょう。

作品に著作権のあるカットを使用しています。 個人の使用する範囲として許してください。

【制作例】  @ 幼児の握れるオモチャ    A 手の機能 (ツマム) を向上させるオモチャ  B 積み木  C 木製ジグソーパズル  D 人形落とし  E カメさんの散歩    F T-Puzzle    

試作品の順番は使用順に従います。掲載順次ではありません。

手作りの利点を一つ。

オモチャを手作りするときには、子供の遊び方も想像しながら作るはずです。

店頭に並んだ商品を親子の衝動で購入するのでなく、オモチャの効用を考える時間が用意されるはずです。


@ 乳児の握れるオモチャ

DIY の店でボール・細棒・木のバイプを購入して下図の様な幼児向けのオモチャを作りました。

塗装してあるボールは最初から穴が明いていました。

両端のボールはドリルで深く穴を明けました。

両端のボールは木工ボンドで固定しています。飲み込む事故を想定してしっかりと固定してください。

両端のボールはベービーが口に入れることも予想して木地のままにしました。

塗装してあるボール・パイプは動きます。

費用は 500 円以下でした。 

    

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A 手の機能を向上させる幼児用オモチャ 

乳児・幼児に手の機能を向上させる必要性は他で説明しています。 【微細運動

ここでは “ツマム” の機能を向上させるオモチャを作りましょう。

完成図と簡単な制作図を紹介します。

材料  ○ 110mm (〜 130mm ) 大の正方形、厚さは約 10mmの板材 A 一枚

  ○ 同じ大きさの板材 B  厚みは薄くても可能     ○ 直径 15 〜 17mm の棒材 長さは 200mm 以上

 板材A は無垢の端材が手に入れば良いでしょう。 合材なら穴明けの時に注意をはらってください。

製作法 

 板材A に図のように穴をあけてください。 穴の間隔は子供の手の動作が可能な距離を保ちます。

 穴の中心間で 30 〜 35mm の距離が良いでしょう。

 穴あけが終われば、底面に板材B を接着します。

 側面図B で上は穴を明けた板材A と板材B です。

 側面図A は板材A と板材B を圧着した図です。

 棒材は長さ約 20mmで切断します。 切断の長さは板材A の厚みに考慮して決めます。 上方に 10mm の長さで突き出すようにします。

 穴の直径は棒材が簡単に突き刺せる余裕を持たせます。

 研磨と塗装を行って完成です。

追加のアドバイス

 初回として、棒材は同じ長さで切断しました。

 長さを変え、塗装の色を変えて、子供の興味をひきだしてください。

 幼児 (幼稚園年代) 用には、ピンを 5 〜 6mm 程度で作ると練習効果があがります。

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 直径 15 〜 18mm の穴あけ作業が必要です。

 このサイズのドリル刃を利用するのが難儀でしょう。

 DIY店・工作実習室等の器械を利用したり、知り合いの大工さんに頼んでください。

 穴の直径・棒材の直径は、利用出来る穴あけドリルの刃に合わせて変更してください。

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B 積み木

積み木は多くの家庭で育児に活用される玩具です。

木のぬくもりと ‘組み立て’ への想像力を幼児に芽生えさせる玩具です。

親子の絆を作る一助に積み木を自作しましょう。

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積み木のブロックを板材から切り出すのは大変です。

断面が正方形の棒材を切断するのは簡単です。

今回はこの方法で作りました。

L字形・正方形のプロックは接着で製作します。

一例として、断面が 3 cm の棒材なら 3 cm6 cm 9 cm で切断します。

一辺が 6 cm の直角三角形は 6 cm 材を接着後に切断して製作します。

自信が有れば、円板、八角形を作ってください。

出来上がったブロックを長方形にる様に集めて配置してください。

空白部分には必要な長さのブロックを追加して完成させてください。

全体の長方形より枠木の幅だけ周囲に 大きな合板を用意し、周囲に枠材を接着して収納箱を作り積み木の完成です。

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積み木遊びの後には、後かたづけとして箱に入れるまでを指導してください。

収納箱の底に木片の配置図を書いておくのもヒントになるでしょう。

箱への収納はパズル遊びにも通じます。

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C 幼児用木製ジグソーパズル

幼児用ジグソーパズルは紙製で 2 ピースから始まり10 ピース程度まで市販されています。

キャラクター・乗り物等の絵をカットしたものです。

絵を再構築する思考を経験させるには良き玩具でしょう。

無地で製作したジグソーパズルは表裏の判断も必要となり、幼児に一層の思考を求める玩具となります。

   

今回は2 ピースから4 ピースを試作しました。

作例 A は無垢の端材から製作しています。

全ては2 ピースですが、全て非対称で裏向きにすると合わせられません。

最初は一組ずつを母親の会話と共に例示することで、次にはアドバイス無しで、最終段階にはこの8ピースを一緒にして自力で完成させるまで使用できます。

作例 B4 ピースにしましたが、成人用ジグソーのカットは使用してありません。はめ込みカットを使用していません。

作例 A に次ぐ月齢で使用できるでしょう。

作例 C は通常のカットで4 ピースを使用しています。

作例−C 以外は左右からの寄せで合致させられます。低い月齢で可能になります。

作例−B ・C は合板を使用しています。 カットが容易になります。

各作品のスケールは一応の参考にして下さい。


最後に応用作品を紹介します。  ラビットは 10 ピース 、ピエロは 25 ピースの作品です。大きさは 40 X 30 cm の大きさです。

       

この作品は8 mm厚の合板からピースをくりぬき、くりぬきの終わった外枠の裏側に薄い合板を底板として接着させてあります。 傾斜台に載せれば、子供部屋のインテリアにも使用出来るでしょう。

カットは著作権者の許可は得ていませんが、ブライベートに我が子に制作する作品への使用は許されると信じています。

使用しました合板は‘シナ合板’です。 表面がきれいなために玩具の製作には重宝します。 柔らかいので工作も容易です。

薄い合板を購入した時には二枚を木工ボンドで圧着して使用すると良いでしょう。

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D 人形落とし

このオモチャの正しい名前は知りません。 私のネーミングです。

完成図を見てください。

幅の狭い同種のオモチャを見られたことはあるでしょう。

大半の市販品はピンが二列で、一個の人形を落とせるだけです。

子供の興味を引きつける為に、ピンは七列とし複数個 (最大で六個) の人形を落とせるようにしました。

夏期休暇の大作として挑戦してください。

材料 10 15 mm 厚のシナ合板。 大きさ 300 450 mm

    ラミン丸棒 直径 5 mm 長さ 900 mm DIY 店で市販  

    台座を制作する材木 70 100 10 20 mm 二枚。 

    二個の支持材  説明図から適宜に制作してくださ。出来れば 30 mm 厚の木材から切断してください。

人形制作材 10 mm のシナ合板 一個につき75 75 mm

使用電動工具 ◎ 必ず使用します。 ◯ あれば便利です。

 ◎ 電動ドリル ドリル刃は 4.8 mm 径を使用。 ドリルの垂直保持用の補助具があれば、作業は軽減されます。 ボール盤は使用できません。

○ 電動糸ノコ盤 or 電動帯鋸 (バンドソー) 人形の制作に便利です。使用できない時には糸鋸で切り出してください。

○ ベルトサンダー 人形の整形に便利です。 使用できない時にはヤスリと紙ペーパーを代用してください。

制作過程

◎ 傾斜盤の作成  制作時間 2 時間 (絵を描かない作品) 

傾斜盤は表面を研磨しておきます。150 or 180 番のペーパー研磨で十分です。

作例の様に傾斜盤に絵を描くときは、この段階で書き込んでおきます。作例ではアクリル絵の具を使用し、透明仕上げ塗料を塗布してあります。 木工作業を続る間の表面保護です。 絵の完成後に木工作業を続けます。  絵のコマ部分の乾燥時間を待つために数回・数日に分けての作業が必要です。

説明図(B) の間隔でピンの打ち込み箇所をマークします。(注−1)

ピン穴は電動ドリルで垂直に深さ 8 mm 迄で開けてゆきます。(注意 後面に貫通しないように)  垂直には十分心がけてください。

 

◎ 台座と支持材の制作  作品には傾斜が必要です。 制作時間は 2 時間

 作例では約 75 度(水平から) の傾斜にしてあります。 幼児の危険予防の為にクギ等の金属は使用しませんので、木工ボンドで接着します。 説明図(C )補強の為に底面から直径 8 mm の穴を開け、丸棒を打ち込みます。

◎ 傾斜盤と台座の接着  制作時間は 2 時間

 此処でも木工ボンドで接着します。 完成図(A)の丸印をつけたピン穴が台座の中央に来るように接着してください。 約1時間の圧着後に、この二箇所では傾斜盤を貫通して約 20 mm の深さに穴を深くしてください。 ここには表面に 15 mm を残るようにピンを長くして打ち込んでください。

◎ ピンの制作  制作時間は 1.5 時間

 ピンの長さは傾斜盤の表面に 15 mm 突出するようにします。 埋め込み部分を含めて長さ 22 mm のピンを制作します。 

購入した丸棒は表面を 150番の紙ペーパで研磨します。

   丸棒を22 mm で切断してピンを作ります。ピンの一端は丸く研磨か必要です。作業の要領を良くするために用意した丸棒の一端を紙ヤスリ(150番のペーパーで十分です) で角を取ってから切断します。 切断後の研磨は作業を困難にします。 研磨は一方だけで結構です

◎ ピンの打ち込み  制作時間は 30

 表面に 15 mm 残るようにピンを打ち込みます。長さをそろえる為に 15 mm 厚の端材を準備し、ピンの横に添えて小槌で打ち込んでください。

◎ 傾斜盤の塗装  完成品には保護の為にニスを塗装してください。

◎ 人形の作成  5 〜 6 個の製作をしてください。色分けして子供に興味を持たせます。

設計図の寸法より、腕の長さ・身長は 1 mm 程度長く切り出してください。 余裕を広く残すと研磨作業が大変です。

 切り出した人形は傾斜盤でカタカタと落ちる様に削ってください。 削る目安は図 (E、F) をヒントにしてください。 

傾斜盤でテストを繰り返して削ってください。 微妙な仕上げが必要です。

テストを始める前に両側腕の研磨をしてください。凹凸があると滑りません。

左腕の長さは腕の先端とピンの間に隙間 (上の矢印部分) が出来るように削ります。

スカート下部左半分の曲線は ピン-P を中心として半径がピン間隔より短い曲線になります。反対側も同様に削ります。曲線の中心が左右にずれているために、図F の様に人形は中心から少し内側で止まります

 この三点が滑り落ちる要素です。 三点の組み合わせでスピードが変わります。

◎ 人形の塗装  子供の関心を集めるために人形はラッカー塗装を勧めます。して完成です。

 

 

追加  人形の制作には時間が必要です。 短時間の代用として “T”字形の落下物でも楽しめます。

    * 矢印の箇所に隙間を残してください。

       青線の傾斜は適当にしてください。


注−1 鉛筆のマークが残らないように小さな印にしてください。

念を入れての制作には傾斜板と同じ大きさの厚紙を用意し、マークは厚紙に記して、四隅を止めて紙の上から穴を開けてください。

手間を掛けるなら、薄いベニヤ板 (300 X 450 mm )を用意し、この板にマークして穴を開けておきます。 このベニヤ板を傾斜盤に載せて四隅を仮止めして穴を明けます。

追加アドバイス

今回はピン列の幅を 50 mm で製作しました。 完成品を小さくする為にピン幅を 45 mm 40 mm で製作も試みてください。

設計図の寸法は製品の大きさで変更してください。 ピンの縦・横の比率は 10:9 を守ってださい。

* 図案にディズニー・プロのキャラクターを使用しました。 フライベートな使用として許諾は得ておりません。 皆さんの作品には自作のキャラクターを採用してください。

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E カメさんの散歩

 カメさんが板の道をヨチヨチと進む光景が楽しめます。    このオモチャも私のネーミングです。

 垂直に人形がヒモで昇るオモチャが各地で制作されています。 これを横に移動する工夫をしました。

 棒A と 棒C はピンで長い板材に止められていますが、可動です。

 B はカメに見せかけてあります。

 一本のタコ糸を A の上側から B の穴を通り、 C の上側の穴を通過させ、C の下側の穴から B の下側の穴を通て A の下側の穴に戻して緊迫させて結びます。

 【遊び方】 A の側を身体の手前に置き、C の方前方に置きます。

 A を前後 (下図では差夕) に動かすと、カメ(B) は A

から B の方に移動します。 カメのユーモラスな動き

が楽しめす。   

                                             

使用材料  ● 60 X  5 X 1 cm  の板材  ● 13 X 3 X1 cm の板材 ● ピンの用材 (2 X 2 X 1 cm の端材 & 6 mm 径の棒材 3 cm を二個分) ● 1 X 1 22 cm の棒材 ( A 10 cm、  B 5 cm、  C 5cm に切断)     

---------------------------------------------             棒A と 棒C には 3 cm の間隔で タコ糸を通す穴 (赤線) を明けます。 他の面にはピンの穴を明けます。 ピン棒より少し太い穴です。

棒B には図の様に斜めにタコ糸を通す穴 (赤線) を明けます。 一方は 4 cm 間隔で他方は 3 cm 間隔にします。

長い板材の左側 (A側) は上の写真 (基部の図) の様に細工してください。

棒B にはカメに似せた板を接着します。

棒B に薄い板を接着して動物のフィギュア(ゾウ・牛・・・) を載せると面白いでしょう。 オモチャり名前も変わります。

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F T−パズル  T−Puzzle

幼児用ジグソーパズルはキャラクター・乗り物等の絵を数ピースにカットされて市販されています。
二歳前後の幼児に絵を再構築する思考を経験させるには良き玩具でしょう。
しかし幼稚園年代になりますと、物足りないパズルです。
園児から小学校年代にかけて使用できる T−パズルを制作しませんか。
このパズルは四つの単純なピースを組み合わせてシルエットを作るものです。
古典的な作品で、著作権等の制約もなく、幾つかのメーカー・工房から発売されています。

a を 40 mm として作ってください。 a を 40 mm とすると、棒材の長さは七倍の 280 mm となります。
角度は 45 or 90 度です。
一辺が a の直角三角形の斜辺は a となります。

設計図では右の台形(D) の寸法が判りにくいでしょう。

右の組み合わせ図に従い、最後に切断すれば容易です。 

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以下には実際に即した 簡単な製作法を説明します。

40 mm × 300 mm 板厚 5 〜 10 mm の材料で制作します。

上図の A から D へ順次に切断します。

最初に、三角形ピース−A を切断します。  次に、台形ピース−B を切断します。

次の ピース−C の切断は注意して作業してください。 

図の C の下に、ピースA と ピースB を配置してあります。 ピースC の下部の長さ判ります。 この長さで切断します。

右側に少し余裕を残して切断します。 

右側の切り込み部分の加工をします。 図の C の赤線に従ってエンピツで斜線を薄く書き込みます。 赤線で表示した右側は最初に切断した三角ピースを横にして重なります。

写真の形の切り込み加工を行います。 加工では研磨も応用してください。

最後の台形ピース−D は実際の配置図の様に置いて寸法を実測して切断します。 下段の図で、空白箇所に残った材をはめ込めば、切断部位が判ります。

注意 幼児用 (幼稚園後半年代) として制作する時は、a を 40 mm、小学生では 30 mm 程度に小さくしても使用できるでしょう。

問題集として二集を用意しました。
幼児用問題集   幼児用にはヒントとして一ピースを図示してあります。
小学生用問題集  小学生・一般用はヒントがありません。親子で挑戦してください。

幼児用問題集を利用する時に、最初は実物大に問題を写し取り、枠にはめる手助けも採用してください。

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【工作室からのアドバイス】

工作のヒント  玩具と安全
子供に手渡す物は全てに安全が必要です。
玩具の場合には金属製のクギ・ネジの使用は控えましょう。
接着は木工ボンドだけで可能です。
合材・柔らかい木材は切り口で細く割れて指に刺さる危険があります。
この危険を避けるために、木の表面の強化には塗装が必要です。
塗装剤の種類も危険を予測した選択をしてください。
ここに書きました注意は、市販品の購入時にも必要な事項です。

工作のヒント  材料について
無垢の木材は木製オモチャの製作には最良の材料でしょう。
加工のしやすさでは合板も良い材料です。
簡単なカットで作れる場合には、ヒノキ・サクラ・クリ等の端材が使えます。
合板は表面がきれいなシナ合板がオモチャの製作に適します。
薄い合板の場合には木工ボンドで二枚を圧着します。
圧着工具が無い時は平らな部分に圧着する二枚の合板を置き、これより大きな合板を重ねて上にブロックを載せます。周辺の接着を充分にしてください。
合板は薄板を重ねたものですが、横に角材をつなぎ合わせた集成材も市販されています。
DIY店にはオモチャの製作に使用できる材料が多種類販売されています。


工作のヒント  工具について
ここではDIYの工作室、各地にある体験教室の工作工具の使用で製作できるオモチャを作りましょう。
体験教室でも材料は販売されているでしょう。
近くのDIY店で事前に使用出来そうな材料を準備しておくことを勧めます。
自宅で材料を観察して製作するオモチャを頭の中に空想してください。
使用する工具としてはボール盤(固定した電動ドリル)、電動糸ノコの使用頻度が高いでしょう。この工具がある工作室を探しておくのが秘訣です。
上の工具も手動でありますが、素人細工には電動が便利です。


工作のヒント  研磨について
ここではDIY店の端材の利用を第一にしています。
大半の材料は荒研磨は済まされています。
オモチャとしての研磨には‘紙ペーパー 150番’の仕上げで充分でしょう。
平面の研磨にはベニヤ板に紙ペーパーを木工ボンドで接着しておいて利用するのが便利です。長さ10cm 程度で3cm程の角材に紙ペーパーを巻いた状態に接着した自作工具も便利です。

*紙ペーパーは番数が大きくなるほどに細かく研磨できます。 120・150・180・240番・・・が市販されています。


工作のヒント  塗装について
乳児はオモチャを口に入れたりねぶったりします。
塗装の材料には注意したいものです。
市販されている塗料の安全性は明確ではありません。
乳児のオモチャには無着色・無塗装が最善でしょう。
木材の保護も必要ですから、安全な方法としてナッツによるオイル塗装を勧めます。
殻つきのクルミを購入し、殻を割って実を薄い布切れに包んでこすってオイル塗装をします。
口に入れる心配が無くなれば、幼児の関心を高める為の着色は安全に配慮しながら行ってください。
合板は切り口の保護が必要です。裂けたり割れたりします。
合板を使用した作品には塗装をしてください。ニスの塗装が良いでしょう。