【 乳幼児の運動発達 5】   器用な子供を育てる ための配慮 ( in 子供の健康 )  05

  D ボールを握らせましょう   (65)

     【 乳幼児の運動発達  4】 では、発達経路を順調に進める育児法をアドバイスしま した。

    このコーナーでは、標準の発達に加えて、器用な子供を育てるための情報と具体策を説明します。  [ 手の機能発達 ] を実践するアドバイスです。

 箸・鉛筆を上手に、美しく持つには “握る” ・ “つまみ” が重要な関係があると説明してきました。

 正しい持ち方は親指・人差し指・中指の三本でつまみます。 

 ‘変な持ち方’ の場合には指の位置と、指の硬さも関連しています。

 ‘硬さ’ は緩やかな運動が出来ることでもあります。 力が入りすぎて、細やかな運動が出来ません。

 二つの実験をしてください。 最初は「親指・人差し指・中指の三本を合わせてください」

 結果は右画像のいずれかになるでしょう。 親指と人差し指の先端部側方に接する(A) か、親指と人差し指の先端が接する(B)  です。

 第二の実験をしてください。 「ゆっくりと、親指・人差し指・中指の三本をまるくしながら指先を集めてください」

 この指の動きを、広げた状態からお見せしましょう。 写真の左から右への運動です。

 最初の実験は “無意識” を設定しました。 後の実験は “意識的” な運動を設定しています。 意識的に力を抜いて指を集めて行くと、親指・人差し指・中指の三本が接する状態が可能になります。

 これが箸を持ち、エンピツを持った状態です。

 日頃から指のコントロールを体験し、練習をさせておけば、二つの運動が臨機応変に可能となります。

 幼児期からこの運動、指の位置を教えます。

 球形の物を握らせるのが良いでしょう。 直径が 20mm 大の木の玉をDIYの店で購入して持たせます。 次の段階にはピンポン球が良いでしょう。  注意 小さい球をを使用する時はヒモを接着して、誤飲の危険を阻止してください。

 写真では成人に野球ボールを握らせました。 子供ならピンポン球が相当しています。 そっと球を取り出し親指・人差し指・中指を近づけるとエンピツを持った状態となります。 簡単な練習になります。 

 ショップで ‘上手に持つための矯正具’ を販売していますが、購入の必要は無いでしょう。 指の運動の原理を知り、要点を会得させる運動の繰り返しが最善の方法と考えます。

 変な持ち方をする人は第一の実験で、親指を伸展した状態 (握りこぶしから、親指を突き上げた状態) になっています。 上手に持てる人は親指が軽く曲がっています。

このコーナーの目次    次は E に進んでください。  

 @ “にぎる” を誘発する遊び  A  “ツマム” を誘発するオモチャ  B “ねじる” を誘発するオモチャ  

 C ゲーム機の功罪  D ボールを持たせましょう   E エンピツ・箸を正しく持たせましょう   

 

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