【育児365日】  新しいママへのメッセージ  生後四ヶ月〜六ヶ月頃   【in 子供の健康】

 月齢別のアドバイス   目次   * 出産前   * 1〜3ヶ月  * 4〜6ヶ月  * 7〜9ヶ月  * 10〜12ヶ月

誕生からの経過を振り返りましょう  予防接種の準備  頭の変形はありませんか  ピョンピョンさせないで    赤ちゃんは泣かせましょう  予防接種を知りましょう   発達と個人差   お座りの獲得    幼児の咀嚼と飲み込み

 

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 POB-01  育児三ヶ月を振り返ってください。   管理data  

 乳児期の12ヶ月を四分割して経過を観察するのは意味があります。 小児科医が発達をチェックする時にも四分割して各時期の状況を検討します。

 この観点から第一四半期 (誕生から三ヶ月間) の成長を振り返ってください。

 身体もシッカリしたと実感できる時期が近づきました。  今月の中頃にはうつ伏せ姿勢では肘を床に着けて頭を持ち上げる状況が見えるでしょう。

 離乳食を準備する月齢が近づきました。 授乳の回数・時間も定まってきましたか。 離乳食をスムースに進める準備として必要な注目点です。

 皆さんは離乳食の内容・献立に注意を向けられる様ですが、準備として上の条件も重要です。

  他にも注視点はありますが、上の二点を注目してください。  すこし目標に遠いと感じたら検診時のアドバイス・育児書のアドバイス等を参考にして改善に努力してください。

 もう一度 [生後一ヶ月〜三ヶ月頃] のアドバイスを読み直してください。

 

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 POB-02   予防接種の準備   管理data  

 生後12ヶ月間に受けて欲しい予防接種は多くあります。 ポリオ・DPT三種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風) ・BCGです。 一部は誕生日以降になりますが、一才を過ぎて受ける予防接種も続きます。

 スケジュールを立てて可能な限り予定の実行が望まれます。 ポリオ・BCG は行政が時期を限って集団で接種される地域が多くあります。

 スケジュールは地域の条件・乳児の状況に合わせて作る必要があります。 小児科ホームドクターのアドバイスが必要です。

 三ヶ月を経過しました。 暑い夏はワクチン接種に適しません。 早く相談を済ませて接種を始めましょう。

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 POB-03  頭の変形はありませんか   管理data  

 生後三ヶ月間を過ぎました。  今までは仰向けで寝ている (睡眠時も、目覚めている時も) 状態の多い月齢でした。

 配慮されたと考えますが頭を同じ方向にする時間が長くなり、変形している乳児をよく見かけます。

 皆さんは乳児の正面から対面される機会が殆どです。 頭の上側から左右差が生じていないかを観察してください。

 少しでも左右差が観察されるなら、矯正は “寝返り”を容易に出来るまで・六ヶ月頃までに努力してください。

 直し方は小児科医に相談してください。 この HP の相談室でも個別にアドバイスします。

 現在 [育児コーナー] でも頭の変形について説明しています。 参照してください。

 

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 POB-04  ピョンピョンさせる遊びはさせないでください   管理data  

 もう少し後の問題です。  まもなく、首も座り,身体全体がしっかりした感じを強く実感されるはずです。

  この頃になると親は座った状態で膝の上で,子供を脇で支えてピョンピョンさせる遊びをするでしょう。 ベビーは足で親の膝・床をけって喜んでいるように見えます。

 この遊ばせ方はあまり感心出来ません。 この遊びを多くやりますと子供は喜びますが,足を突っ張るクセが付きます。

 足に突っ張るクセを付けますと,歩き始めの頃に踵を地面に付けないで歩行する傾向が強くなります。

 けつまづき易い歩行になります。

 異常として長く残るものではありませんが,良い傾向でないことは理解してください。

 歩行器・カタカタ押し車は良くない遊具とこのコーナーでも説明しています。 同じ理由で使わないでくださいと説明しています。   育児器具の評価

 

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 POB-05  赤ちゃん は泣かしましょう   管理data  

 最近の育児を見ていますと、両親は泣かさないように最大限の努力をしているようです。

 育児で少し配慮して欲しいこと、これだけは止めた方がよいことを伝えても「赤ちゃんが泣くから止めました」、赤ちゃんが泣くとすぐに抱いてあやします、よく泣くと育児が下手のように反省してしまう母親に出くわします。

 赤ちゃんはよく泣きます。 赤ちゃんが泣くのは不満を伝える手段に使っているとはよく云われます。 確かに不満を伝え、欲求不満を伝えていても時には、聞き置くと言った対応で我慢をさせることも必要だと考えます。

 泣くのが全てに不満を伝えていると受け取るなら解決 (泣きやませる) を努力する必要を感じるでしょう。 泣くことは赤ちゃんの運動と受け取って放置も必要です。

 子どもが小学校を卒業する頃までに限っても、全てを自分の意のままにコントロ−ル出来るものではありません。 家庭内の制約、近隣での制約、幼稚園・学校の制約、これらに自分を律することが要求されるのが社会への参加でしょう。 ある年令になって初めて自分を律することを要求されても戸惑うだけで方法を探せないでしょう。

 自分を律することを理解させる作業は誕生した日から始めるものと考えられます。 自分を律することを理解させることが躾だと考えてください。

 赤ちゃんの育児相談、健康診断で小児科医は身体と心の健全な発育に効果があると考えるアドバイスをしています。 これを煩わしいと考えたり、赤ちゃんが泣くから止めると云ったことは考え直して下さい。

 赤ちゃんに体験させようと始めてやらせる時に泣き出しても20-30秒は泣かせて下さい。 そして一度抱いて泣きやめさせ、再度同じ事を体験させます。 すぐに泣き出します。 ここでもう一度泣き止めさせて、もう一度体験させて、ここでの教育は終了です。 

 出来ることならこの一連の作業を同じ日にもう一度実行して下さい。 数日で本人も納得出来るものです。 おむつを汚している訴え等は処理しても、だだをこねているような場面では、上のような作業を実行して納得を経験させて欲しいと考えています。

 周辺にとけ込めない子ども、学級崩壊のような学校の問題、犯罪につながる青少年問題の一因は、子どもが自分を律することが出来ないことにあると考えています。

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 POB-06  予防接種の全てを知っておきましょう   管理data  

 予防接種は国が国民の安全維持に強く必要と判断して[積極的に勧奨する予防接種]と各自 (保護者) の判断で接種を受けて欲しいとする[任意接種]に区分して実施されています。

◎ 積極的に勧奨する予防接種 ポリオ・三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)、MR(麻疹・風疹)、日本脳炎(注)、BCG

◎ 任意接種 インフルエンザ(注)、水痘、おたふくかぜ

 注 日本脳炎ワクチン05年に急性脳脊髄炎発症との関連が疑われ、中断されています。 任意接種として必要な人への接種は行われます。

 注 インフルエンザワクチン65才以上の人には[積極的に勧奨する予防接種]として接種されています。

 “積極的に勧奨する予防接種”と“保護者の任意で実施する予防接種”の意義を推測してください。

実施時期について

 ポリオ  三ヶ月から一歳半までの二回 経口投与 注 ポリオワクチンは保健所が集団接種を春・秋に実施します。予防法で90ヶ月までの接種は可

 三種混合  三ヶ月から三回と一才で一回  第二期追加として小学生にジフテリアと破傷風ワクチン

 MR  一才の誕生日以降に一回   就学前に追加

 BCG  三ヶ月〜六ヶ月 注 結核予防法では12ヶ月まで可

 

ワクチン接種の間隔  ワクチン接種では一定の間隔をあける必要があります。 概略です。

 ◎ 約四週間の間隔で接種できるワクチン  ポリオ  麻疹  風疹  BCG  おたふくかぜ  水痘  注 MR(麻疹・風疹 混合)も含む

 ◎ 一週間の間隔で可能なワクチン  三種混合  二種混合  日本脳炎

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 これから多くの予防接種が待ちかまえています。

 「医療機関に行けば受けられる」との安易な気持ちで受けないでください。 接種の効果と勧奨の内容を理解して受けてください。

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 POB-07  発達と個人差   管理data  

 運動発達・知的発達には標準とされる各種能力の獲得月数が示されています。

 こ の標準に遅れることは決して危険なサインではない事実も解説されています。

 検診に当たる医師も表示されている月数は一応の目安であり、幅があることは当然に理解しています。 

 幅を超えれば指摘するのは医師の仕事です。 育児指導に当たる者の仕事です。

 指摘の方法には留意が必要とは考えますが、指摘することを ‘不用な事’ とする風潮を見受けます。 耳にします。

 最近、この指摘する行為を保護者へのオドカシ・非難と受け取られ人もおられるようです。

 オドカシに近い指摘には賛成しませんが、適切な指摘は率直に聞く態度は望みたいと願います。

 黄色信号を聞かなくて、後に影響を残すことも考えられます。

 指摘をどの様に受け取るかは保護者に委ねられた問題です。

 子供の性格についても個人差は当然にあります。

 100 人の子供の性格は一致を見ないでしょう。 それでも幾つかの共通点でグループ分けすることは可能と考えます。

 育児に関しての提案・指摘を、個人差を盾にして無視することには賛成できません。

 指摘・提案に耳を貸して、我が子の為に役立つ部分を見いだし・採用する度量を期待します。

 

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 POB-08  乳児の【お座り】獲得時期   管理data  

 皆さんは【お座り】獲得の時期を6ヶ月と理解されているでしょう。

 この 【お座り】 の意味を正確に知らずに理解されているようです。

  《 乳児が臥位から自力で座位に代われる (座位が自力で取れる) 》  と言う事では10ヶ月頃でが正解です。

 皆さんが常識として理解されている6ヶ月で乳児が出来る事は,《 軽い支えでお座りの姿勢が保持できる 》 です。

 この違いを正しく理解してください。

 姿勢を保つ・体を動かすためには,骨を支え関節を動かす筋肉・靱帯の成熟が必要です。 例えば身体を垂直に保つには腹筋・背筋・関係する靱帯の成熟が必要です。

 乳児の発達の途中では,姿勢の確保 (成熟) と共に必要な筋肉・靱帯の成熟が完成してゆきます。 同時に全ての成熟が完成するものではありません。

 【首座り】,【寝返り】,【四つ這い】,【つかまり立ち】各機能に必要な成熟が順に完成するのです。 この順序は長い進化の中で固定されています。

 だから機能の完成の順番を正確に理解する事が必要です。

 順序を正しく経験させるのが理想的です。

 発達過程の中で得られる筋肉・靱帯の成熟は訓練で加速出来るものではありません。

 【軽い支えで短時間のお座り】 が出来る6ヶ月頃には長時間上半身を垂直に保つ力が腹筋・背筋には備わっていません。

 【自力のお座り】 が出来る10ヶ月になれば可成りの長時間,座らせても無理にはなりません。

 【自力のお座り】 が出来ない時期に “お座り” を強制すれば必ず弊害が残るはずです。

 この事を正確に理解して育児・子どもの姿勢に注意してください。

 

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 POB-09  幼児の咀嚼と飲み込み   管理data  

 誕生日を迎えた一才の元気な子供の父親から、次のような手紙を貰いました。

 「固い食べ物が大好きです。 軟らかい食べ物よりも、歯ごたえのあるものを好みます。 周囲の子よりも、よく咀嚼して時間をかけて食事をする子供になっています。 固いものは消化が悪いという意見もありますが、特に問題はありませんか 」

 離乳食を進める期間で、柔らかい食事で離乳食を続けると咀嚼の能力が発達しません。

 ある程度に,かみ砕いて飲み込む能力も必要です。

 小学生になっても錠剤が飲み込めない子供がおります。

 水・流動物・固形物の飲み込みは口腔の機能の発達に必要なことです。

 ここに紹介した子供は必要なことを経験しているのです。

 本人は消化に必要な大きさにまでかみ砕いています。 消化の妨げにはなりません。

 時には便に固まりで出るかも知れませんが、ひどい下痢が起こるまで本人に任せてください。

 離乳食の内容も検討することは将来の生活に必要な経験を与える為の必要条件と知っておいてください。

 

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