粗大運動の診断と評価       [運動発達の不安解消の為に]  KAISETSU_000SP_SSc_SHINDANhyoka

 誕生から一歳の誕生日を過ぎる頃まで、あるいは歩き始めるまでの保護者の関心は運動発達に向けられます。

 運動発達の途中経過を明解に判断し、評価を保護者に伝えることは難しい問題です。

 一方で保護者の不安を払拭するためには現状の説明と指導が欠かせません。 

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 診断結果は三群に分けられます。

 A群 (正常) 異常を思わせる症状がなく、医師は標準の発達経過と考える。

 B群 (普通でない) 運動発達の経過に 遅れ’・‘標準と異なる経過をたどる’・‘標準なら通過する経過点をとばす 等の不安状況を進む。

 C群 (異常) 病気と診断される。

 この三群に大別出来ます。 このグループ別け(診断)は確実に行われていると信じて、後の説明を書いています。 

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 発達途中では、B群にC群の乳児が混じり合っていますから、保護者の不安が助長されます。

 B群の乳児を持つ保護者に適切な育児指導をしますと、早期に異常な症状が解消されることが多くあります。 専門医療機関での受診を勧めます。

 異常な症状の発現機序の説明がされ、改善の方法が指導されると、完全に異常な症状が解消されなくとも保護者の不安は半減されます。

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 全ての小児科医が “乳児の運動発達” を熟知しているとは限らず、現場での明確な説明がされていないのが現状です。

 ‘首の安定’・‘お座り’・‘歩行’が獲得されれば、途中の経過は問題外とする意見が医師にも保護者にも蔓延しています。

  ‘いざり這い’ と云われる乳児の移動法を一例として取り上げます。

  本来なら、お座りの状態から‘四つ這い’の運動をする時に、‘いざり這い’ で移動します。 

  運動治療を担当する医師・理学療法士は ‘普通でない’ と見なすの人が多数です。

  ‘病気’・‘異常’ とは考えませんが、正常な運動発達のコースからは離れていると考えられています。

  ‘四つ這い’・‘つかまり立ち’ への成長が遅れる事がよく起こります。

 このHPでは、‘いざり這い’ は  “普通でない”  と説明すべきと考えています。 育児アドバイスが必要と考えています。

 正確に乳児の運動発達を理解されていないので、適切な指導も受けられないようです。

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 他のコーナーに確実な判断と適切な指導が受けられる医療機関の探し方を説明しています。

 B群に含まれると不安を感じると時に、納得できる説明と指導が得られないと判断される時には、この様な [運動発達の診療機関] で受診されることを勧めます。

 保護者が自身の悩み・診察室で聞いた説明に悩んだ時の解決に役立ててください。

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 このコーナーの説明を終わります。

 

 

 

compman

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