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粗大運動の発達を解説 ( in 子供の健康 ) [運動発達の不安解消の為に] Jb
診察室でも,HP
相談室でも乳児の発達に関する質問が多くよせられます。 この中には運動発達について正確な理解がされていないことにも因ると考えられる悩みを見受けます。
この方面の解説・情報を掲載するページとして設けました。 このページでは記事の交換はしません。 新しい読者にも読んで欲しいので追加と一部の書き換えを続けます。
粗大運動と平行して、微細運動についても関心を寄せて育児をしてください。
このコーナーの記事執筆については,全国各地で乳児のリハビリに従事している理学療法士・作業療法士の協力・助言をえております。
解説内容は専門的な領域に及んでいます。 安易な育児検診が横行する風潮への警鐘として掲載しています。
主張 ① 指標にされる運動の獲得順序は 【首座り】, 【寝返り】,【四つ這い】,【お座り】,【つかまり立ち】,【一人歩き】です。
【お座り】 は 【四つ這い】 の後に出来る事です。
注: 運動は受動でなく、“自動で行える” が必要要素です。 “保護者に座らせて貰う”
では自発運動と見なせません。
② 指標にされる運動の獲得順序は不変です。
③ 運動発達には正常 (標準) なコースとスピードがあります。 少しの個人差はありますが、大きく異なることはありません。
④ 運動発達を理解せず、マイペースの育児で標準の発達から外れることがあります。
⑤ 運動発達を促進する為に一般人の使用できる手段・器具はありません。 治療としての手技 (リハビリ) は医療行為として必要な行為です。
⑥ 運動発達の評価に使用される指標の意味を正確に理解してください。
これらの主張を解説する記事を順次追加掲載します。 内容については重複する場合がしばしばあります。
主張と表現していますが,新しい事実を述べてはいません。 今までの常識に,誤解を解く新しい説明をしていると受け取ってください。
皆さんが子供の運動発達に注目される時にはゴールとして “歩く・独歩” を考えられ、途中の経過への注目が少ないと感じます。
「歩ければ良いでしょう」 の説明に納得されています。 ‘寝返り’ の内容・ ‘這う’ についての内容は二の次とされています。
粗大運動の発達経路・内容の軽視が気がかりです。
粗大運動を通過点としてとらえ、“一連の連続した経過” としての意義を理解されていないように見受けます。 “各運動の質を正しく評価する” への関心が低いように見えます。 その結果として 「どのよな経過でも良い」・「変な運動も異常とはしない」 とされています。
粗大運動の発達経路・内容に関心を持った育児を提案します。
管理データー KAISETSU-KEN-UNDOU_kyotsuu KAISETSY_000SP-SSb_sodaiIundou