【 乳幼児の運動発達 】   発達の詳細な観察  KAISETSU_000SP-RR-yocho-shiru 

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 【詳細な観察から判る事】     最終の加筆と再考  2024/06/01

 このコーナーは推敲中です。 当分は記事の 補足更新を頻繁に実施します。  

 保護者の皆さんは、繊細に なり、不安を多くして読まれる話題です。

 不安を助長することを避けるため、言葉遣いに配慮しています。  我が子が該当すると決めずに、一般論として育児に通じるアドバイスとして閲覧してください。

 不適切と受け止められる用語が混じるかもしれません。  悪意はなく、判りやすく書いた結果として了承してください。 

 幼児・小児期の知能・心理発達を一歳前後で推測する事は難しいことです。 

 それでも、知能・心理発達に違いを持つ子供、学習障害等を持つ子供の発達経過を調べると、後期乳児期頃から小さな前兆を思わせる事項が判ります。

 標準とは異なる粗大運動の発達経過、微細運動ではぎこちない所作として注目されます。 この粗大運動の発達経過、微細運動の発達経過で観察できるサインを早期に注目する方法で、児・小児期の知能・心理発達を一歳前後で推測出来ると考えます。 粗大運動・微細運動の発達過程で見つかる異常なサインは、知能・心理発達の異常なサインと評価出来るのです。

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 多くの保護者は ‘子供の個人差’ と受け止め、標準の幅を広く考えられます。 しかし、この領域に従事する人は厳格に観察します。

 厳格な意見 (評価) を避けられる保護者も多くおられます。 厳格な意見を拒否し、緩やかな判断を求めて相談相手を変更される事もあります。

 育児検診・発達検診を担当する小児科医、発達のひずみを治療する整形外科医、療法士、保健婦、育児アドバイザーは経験から 『知的・心理面で異常に育った子供は幼少期 (乳児期から幼児期にかけて) に小さなサインを発していた』 と発言されます。

 前兆と思えるサインが必ずしも悪い結果に繋がらない事例もあります。  サインを発した幼児のすべてが悪い結果を見せるとは限りません。

 これを観察者の間違いと考えないでほしいと願います。   多くの経験を積んだ観察者が気づくことは正しい判断です。  成長の結果として、正常なグループに入っても境界線に近いこともあります。

 後に正常と判断された子供であっても、アドバイスを活用した育児がよき結果に変わった場合も考えられます。

 知能・心理発達に違いを持つ子供、学習障害等を持つ子供も、早期から配慮した育児をすれば、社会性等の面でよき結果が得られるはずです。

 前兆のサインではないかと考えた時、この判断を伝えるか伝えないかは観察者には難儀な問題です。 伝えなくても責任は問われません。 伝えて嫌がられるのも避けたくなります。 勇気を持って伝えた観察者に感謝し、積極的に聞く耳を持ってください。

 観察者・診察者の誤りと考えずに、育児アドバイスと受け取ってほしいと願います。  両群の子供 (健常に育つグループ 他方は発達に不安を感じるグループ) に有効 に作用するはずです。

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 繰り返します。 

 粗大運動・微細運動の発達過程で見つかる異常なサインは、知能・心理発達の異常なサインと評価出来る場合があります。 粗大運動・微細運動の発達過程で見つかるサインも、知能・心理発達で見つかるなサインもデメリットを残さずに経過する場合もあります。 過剰診断とは考えないでください。

 サインほ保護者に伝えて早期の取り組みに役立ったケースが多くあります。 無難に経過する事例もあります。 後者を過剰診断として批判されるなら、判定者の自粛を招くデメリットを予想します。

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 知能・心理発達に違いを疑われる子供には、異なる指導が必要となります。 療育とは適切な医療 (治療) アドバイスと共に、育児・教育を早期から開始することにあります。 保護者の理解に加えて、足らない育児配慮を早期から伝えて十分な育児をする目的です。

 早期から療育を始め、本人と保護者・周辺の人たちとのコミュニケーションを深くする目的もあります。

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 上に書きましたように、観察者・診察者のアドバイスは通常の育児にも有効な内容があります。 保護者の皆さんは、自分に足りなかった育児注意を補足してもらったと受け取ってください。

 乳児として過敏な感情反応、ぎこちない行動、標準と考える運動発達から大きく離れたコースを進む、これらのサインに注目が必要です。

 ○乳児として過敏な感情反応  周辺からの小さな刺激に大きく反応する。  泣き方が異常 (一回でなく、何回も観察できる) 。 等

 ○ぎこちない行動  粗大運動・微細運動の充分な観察で気づかれるはずです。  他の子供と比較して少し変と気づかれるはずです。

 ○発達コースが違う  皆さんは個人差を広く設定されます。  確かに個人差は無視できない条件です。  しかし、個人差の幅を広くして異常に近い “変な運動” を見過ごさないことが必要です。  幅を狭くして観察し、受診を早くしてください。  (注-01)

 このコーナーで説明している問題の相談者としては、幼児の心理発達を熟知するスタッフ・児童心理を熟知するスタッフが最善です。

 大学付属病院小児科・総合病院小児科にはこの様なスタッフの配置はありません。 保健所でも一部に限られます。

 相談医療機関としては小児科外来をはずしてください。 

 相談機関としては、総合大学・児童心理相談所、公設の児童相談所 (幼児の心理発達を担当する部署) を相談所として検討してください。  一部の子供総合病院ではスタッフを配置している場合があります。

 このコーナーで書きました事が該当すると診断されたとき、改善のための方法・課題が説明されるでしょう。  積極的に受け入れてください。  上にも書いていますが、援助はすべての幼児に役立つはずです。

注-01 運動発達の通過点 首座り・寝返り・四つ這い、等) が標準とされる月齢を三ヶ月超える場合は、要注意と受け止めて受診をしてください。

 このコーナーは補足更新を続けています。

 

 

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