人工内耳友の会−東海−
小学生(難聴児)クリスマス会

★★会の皆様へ。
平成13年1月送信
☆宮下あけみ☆【E-mail】akemizo@beige.ocn.ne.jp 

こんにちは。クリスマス会で情報保障(パソコン&手話通訳)を担当させていただきました、☆宮下あけみ☆です。2001年12月22日(土)は、私達にとっても、楽しいクリスマス会でした。本当にありがとうございました。当日は午前4名、午後4名(内2名は重複)、延べ8名でお伺いさせていただきました。
早速ですが、皆様からご協力いただいたアンケートをもとに、感想等を書かせていただきましたので、よろしければ、お目を通してみて下さい。
以下は、「午前:小学生の部」のものです。
今後とも、皆様のご意見を、よろしくお願い申し上げます。



☆ パ ソ コ ン 要 約 筆 記 ☆
「 小 学 生 ( 難 聴 児 ) ク リ ス マ ス 会」



日時/2001年12月
会場/広めの会議室
参加者/小学1〜6年生中心
内容/司会=保護者。発表=お子様。メイン=マジックショー。
事前打合せ/会場にて。マジックショー代表者同席。進行内容、表示位置、文字の使い方、「聞き取りフォロー」等について話し合う。
パソコン要約筆記について/
・ お子様の発表=自分で模造紙に大きく書いて来た子は、それを表示。用意していない子については、お母様に「声フォロー」をお願い。(お子様の声に慣れていない為)
・ マジックショー=見て頂くのが主なので、行っている人の名前のみ、漢字と平仮名で表示。
当日の文字表示/スクリーン=右上にクリスマスらしく「ひいらぎ」のワンポイント。
背景色は濃紺。白文字。

************************

以下は終了後、私からお願いし、行って頂いた、アンケート結果の抜粋です。
回答者/1年2名、2年2名、3年3名、4年4名、5年1名、6年4名。
    その他、保護者数名。

【漢字について】
・「ちょうど良い」が多数だが、「もっと振り仮名を。」という回答もあり。

【振り仮名について】
・お子様の年齢が幅広いので、「必要・不要」が約半数づつ。

【振り仮名の表示方法について】
※学年別漢字配当表の2年生程度を目安に、「漢字(ふりがな)」で出すよう心がけていたが、最終的には「平仮名だけ」になったり、つい、「漢字のまま」出してしまう事もあった。
(例)小さい子は前(まえ)の、机(つくえ)のある席(せき)にすわってください。
・「漢字(ふりがな)が良い」9名
・「平仮名で良い」3名
(意見)保護者より=「わかる事が大切なので、入力者の負担も考え、平仮名だけでも良いと思った。」

【マジックショーの顔文字について】
※マジックショーの時、行っている人の名前を「漢字(ひらがな)」で表示。ショーの間、支障のない程度に、【(^o^)丿すご〜い!】【(*_*)どーして?】と「顔文字」を、時々表示。
・全体的には評判が良かった。
************************

【全体を通しての、反省と感想】
 今回、アンケートをお願いしたのは、普段、成人の情報保障はするものの、小学生への情報保障の機会というのは滅多にない為、私共も勉強させて頂きたいと思い、「是非に…。」とお願いし、受け入れて下さったものです。 また、数ヶ月前からの保護者、ゲストの方との打合せに同席させていただき、その後も密に連絡を取り合って下さいました事は、本当に助かりました。ありがとうございました。

 今回、利用されるお子様の学年が1〜6年生と、とても範囲が広い事は事前にわかっておりましたので、「とにかく、漢字の表示方法と表示文字数に気をつけよう!」と、入力者全員に事前に連絡を取りました。「漢字表示方法」は、「平仮名を多め(学年別漢字配当表3年生程度)」、「文字表示数」は、「わかりやすい要約を心がける」というものでした。結果としては理想通りには行かない事もありましたが、全体の感想として、「良かった。」「今後もつけて欲しい。」というコメントをいただけた事、とても嬉しく思っております。
 また、保護者のかたよりいただいた、「わかる事が大切なので、入力者の負担も考え、平仮名だけでも良いと思った。」というご意見は、今後のとても良い参考になりました。

 「マジックショー」では、普段、成人の情報保障では使わない「顔文字」を入れさせていただきました。
これは予想以上に評判が良かったです。理由として、今のお子様たちはいろいろな所でこのようなパソコン特有の「顔文字」を見慣れていらっしゃるそうで、「雰囲気がわかる。」「楽しかった。」という好意的なコメントが多かったのだと思います。 

 皆様も、情報保障をご覧になったら、是非、ご意見・ご感想をお伝えしてみて下さい。 パソコンで表示されたものは、聴覚障害者だけのものではありません。 その場にいる多くの方々が一緒に共有できる情報保障です。 特に今回は、「絵文字」「背景画のワンポイント」等を入れた事により、お子様にも、身近に、少しでも楽しく、「文字情報保障」を受け入れていただけたのではないかな?…とも、思っております。

利用者・入力者のみんなで、より良い情報保障が作り上げられたら素敵ですよね。
そして、お子様達も、もう少し大きくなったら、このような「パソコン要約筆記」、「情報保障」があった事を思い出し、気軽に利用していただけるといいなぁ〜…と。 
そして、勿論、当然の「情報保障を受ける権利」として、行政的な対応も整っていく事を期待します。

最後になりましたが、この場をお借りして、当日参加された皆様に、お礼を申し上げたいと思います。
本当に、素晴らしい機会を与えて下さり、ありがとうございました。
私達も、とってもとっても楽しかったです!

(「ヒモの手品」、できなくなっちゃったよぉ〜!! (;_;)エェ〜ン…。) ☆みやしたあけみ☆



メールはこちらへ

各種情報メニューへ