人工内耳友の会−東海−
情報バリアフリーに一歩

平成13年9月7日

【文字版】日本テレビ ニュースダッシュ
リアルタイム字幕
「情報バリアフリー」に一歩

【皆さまへ。】
こんにちは。☆宮下あけみ☆と申します。

2001年9月7日(金)午前11:30〜11:50に放送されました、日本テレビ「ニュースダッシュ」の中の、【「情報バリアフリー」に一歩】=(リアルタイム字幕)に関する部分の【文字版】を作成いたしましたので、配信させていただきます。

放送自体は、スピードワープロによるリアルタイム字幕が表示されております。表示方法は、「テレビ画面上部に2行」、背景色は「ハーフマット=半透明」、文字は「白ゴシック」です。

「画面上部」にしたのは、テレビ画面下部にはスーパー等がオープンで表示されるため。背景色を「ハーフマット=半透明」にしたのは、つぶしてしまう情報を、できるだけ少なくするためです。


「聞こえてくる限りのもの」を「文字化」させていただきましたので、会話もそのままです。また、聞き取りにくい声や音は、自分に聞こえたまま打たせていただきました。 不明な点は、「+++」と記しております。

【制作・著作権】は、【日本テレビ】様です。聴覚障害者の方々がこの番組を視聴なさる時は、ご活用下さいませ。

この文字版は、【日本テレビ】様より、私、宮下が個人的にご了解を得たものです。この【文字版】の個人、団体等への【インターネットを利用しての転送・転記、ホームページや会報への掲載、及び、FAX・プリントアウトしての配信・配布】等、「自由」です。

最後になりましたが、【文字版】として文字化する事に対して、快くご了承して下さいました【日本テレビ】様に、心から御礼申し上げます。本当に、ありがとうございました。

尚、【文字版】に対するお問合せ、ご意見、ご感想がございましたなら、宮下まで、直接ご連絡下さいませ。

また、この【文字版】は、「Word」にて作成しております。プリントアウト等のため、「Word」、又は「テキスト」での配信をご希望される方は、宮下までD.M.にて、ご連絡下さいませ。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。

        <文字版制作&配信>  ☆宮下あけみ☆
            【E-mail】     akemizo@beige.ocn.ne.jp


平成13年9月7日

11:36a.m.
(映像:スタジオ)
スタジオアナウンサー / さて、ニュースダッシュでは、全国ではじめての、生放送での同時字幕を実現しています。 フナダさん?
<宮下→多分、「フナダさん」と言っていると思うが、念のため、「キャスター」と記す。>

【タイトル:
「情報バリアフリー」に一歩

キャスター / はい。 こちらがニュースダッシュの字幕を送り出している場所なんですが、この字幕放送は、全ての人に情報が行き渡る事を目指したものです。

(映像:入力者室 渋谷)
<宮下→入力者6名。 前に2名、後ろに4名。 皆、ヘッドフォンをつけている。タイミングの合図が、パートの役割の声かけか、引継ぎの単語か…。とにかく、けっこう、「単語」が飛んでいる。 聞き取れない。>

キャスター / 何やら短い言葉を発しながら、ひたすらパソコンを打ち続ける女性たち。彼女が打ち込んでいるのは、実は、ニュースの画面に出ている、この字幕。打ち込まれた文字は…。そう。4秒後には画面に登場している。
リアルタイム字幕放送の開発で、画面から流れる全ての音声を、文字データにする事が可能になった。

「テロップ:リアルタイム字幕放送→生放送字幕が可能」

文字を奏でる(かな でる)その手は…。よぉ〜く見ると、2つのキーを同時に押すほどの神業(かみわざ)だ!!

(映像:阪神・淡路大震災 当時の様子)
ヘリコプターより、中継のアナウンサーの声 / 火の手の勢いは、とどまる所を知りません。 消火活動のほうが追いつかなくてですねぇ、えぇー、火の勢いは…。

キャスター / 95年に起きた、阪神大震災。この時、聴覚障害者への情報伝達(じょうほう でんたつ)の仕方(しかた)が問題になり、ニュースでの字幕放送が、いっそう、叫ばれるようになった。

(映像:アメリカ NBC送出部)
キャスター / アメリカでは、その5年前から既に動きがあり、現在9割以上が、リアルタイム字幕放送が実現している。 

NBC送出担当者 / (災害時に)多くの人が字幕放送から情報を得ようとしたので、地方局のニュースも45日間で字幕放送を開始したのです。

(映像:渋谷 入力室)
キャスター / 今回、日本ではじめて実現したリアルタイム字幕化は、障害者にとっては唯一(ゆいいつ)の情報源となる。 

(映像:高岡氏)
全難聴 高岡正理事長 / <テレビで>いろいろお話しされている事が、そのぉ、映像とともにですね、スグ、その場でわかるっていう事は、すごく、そのぉ、被災(ひさい)の状況もわかったし。
本当に夢のようなことで、これからもっと<リアルタイム字幕を>多く増やして欲しいと思うんですね。

(映像:モニター室)
キャスター / 固有名詞(こゆう めいし)は正しい表記(ひょうき)にならない事もあるなど、改善点は残る。しかし、政府が掲げる(かか げる)、「6年後、100%字幕化」に向けて、大きな一歩を踏み出したと言える。

        平成13年9月7日(金)放送
        日本テレビ ニュースダッシュ
        「リアルタイム字幕【「情報バリアフリー」に一歩】」
        制作・著作 : 日本テレビ


       <文字版制作&配信>  ☆宮下あけみ☆
            【E-mail】     akemizo@beige.ocn.ne.jp



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