人工内耳友の会−東海−
劇場版「BLEACH(ブリーチ)」

2009年5月

【文字版】劇場版「BLEACH(ブリーチ)
The DiamondDust Rebellion〜もう一つの氷輪丸〜『DVD2』

【文字版】 制作&配信 ☆宮下あけみ☆
【協 力】 人工内耳友の会 [ACITA(アシタ)]


■皆さまへ■

週刊誌少年ジャンプに連載中の「ブリーチ」。
テレビでは、毎週火曜日、18:00〜18:30「テレビ東京」
字幕付きで放映されています。

昨年この劇場版が上映され、「劇場版DVD」が2008年9月に発売されました。
その「DVD1/本編」は日本語字幕付き。
「DVD2/メイキング等」には、はじめから字幕が焼き付けてありました。

字幕がついた理由は、「難聴児との出会い」。

その部分、声優の森田さん(「黒崎一護」役)が
難聴児と出会い、字幕を付けるにいたったエピソードを語った場面、
約5分間ぐらいですが、「01:44:01〜01:50:54まで」を文字にしてみました。

★注★
【文字版用の字幕】なので、実際のDVD2の字幕とは、多少異なります


この文字版は宮下が個人的に作成し、掲載していただいているものです。

最後になりましたが、【文字版】として文字化する事に対し、
ご相談に応じてくださった「BLEACH」関係者の皆さま、
情報を下さった皆さまに、心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

尚、【文字版】に対するお問合せ、ご意見、ご感想がございましたなら、
宮下まで、直接ご連絡下さいませ。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。


<文字版制作&配信> ☆宮下あけみ☆
【E-mail】 akemizo@beige.ocn.ne.jp



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劇場版「BLEACH(ブリーチ)」
【The DiamondDust Rebellion】
(ザ・ダイヤモンドダスト・リベリオン)
〜もう一つの氷輪丸〜

【完全生産限定版】8400円(税込)
 超豪華スペシャルデジパック仕様DVD2枚+CD1枚
 DVD1:本編映像・約92分 ※日本語字幕付
 DVD2:超レアメイキング映像、トレイラー集他
  ↓
【DVD2:超レアメイキング映像、トレイラー集他】
 01「劇場版の真実」
 02「ロンドン×サンボ」
 03「映画ならではの作り」
 04「完成を迎えて」
 05「怒濤のプロモーション!!」
 06「乱菊の部屋」
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・・・・・・・・・・・

<01:22:45>【06「乱菊の部屋」】

ナレーション/
んー? なにやら楽しげに話してるわね。
これはいい映像が撮れるかも!
よし!
こっそり録画っと!(ハート)


|【出演】
|森田 成一(もりた まさかず)…「黒崎一護」役、文字色/ピンク
|松谷 彼哉(まつたに かや)……「松本乱菊」役、文字色/緑
|朴 ロミ (パク・ロミ) ………「日番谷冬獅郎」役、文字色/青


松谷/みなさん、こんにちは!

森田/こんにちは!

朴 /こんにちは!

松谷/と言うことで、今回の劇場版BLEACH(ブリーチ)。
「The DiamondDust Rebellion(ザ・ダイヤモンドダスト・リベリオン) もう一つの氷輪丸」
について、私たちが作品を振り返るということで、今回私たちが呼ばれました。

森田/なるほど!

松谷/よろしくお願いします。

森田/よろしくお願いします!

朴 /よろしくお願いします!

 −中略−


<01:44:01>

森田/今回劇場をけっこうまわらせてもらったんですよ、全国の。

松谷/どうでした? みなさんの反応。

森田/本当にね、すごい熱で。
北海道に行ったんですけど、そのときはまだ公開前だったんですけど。

北海道、まだ寒い時期ですよ。
すんごい寒い時期に、向こうのショッピングモール、
その中にイベントスペースがあるんですけど、
前の年もそこでやったんですけど、イベントをやらせてもらったんですよ。
トークショーをやって。
前の年は確か一回だけだったんですよ。
300人ぐらいしか入れないのに、500〜600人来ちゃって。

朴 /え〜 すごーい!

松谷/立ち見な感じで?

森田/そうなんです。
すんごい寒い中、朝の7時くらいから来ちゃってるんですよ。
ずっと寒い中、立ってるわけですよ、みなさん。

朴 /北海道だしね。

森田/これはまずいってことで、もう一つの氷輪丸のときは2回公演にして。
やっぱりすごいお客さんいらっしゃって。

松谷/うれしいですね!

森田/それ終わったあとにプレゼント抽選会。
「僕のサインをあげますよ」みたいな
「僕のサインもらっても仕様がないですけど、あげますよ」っていうのがあって、
抽選やって。

で、せっかく北海道で遠くから来てくれて。
道内でも1〜2時間かかるんですよ、電車で。

松谷/みんな遠いところから

森田/そうなんですよ。
なので、せっかくなんで、時間もあるんで、
控え室に来て、一人一人名前を入れたかったんで。
サイン色紙に。

朴 /うれしいね!

松谷/優しいね!

森田/で、各会場10名ずつやったんですけど。
2回目の公演のラストの方に、お母さん連れで入ってきた女の子がいて。
お母さんが入って来るなり、言ったのが、
「この子、耳が聞こえないんです」って言うんですよ。

松谷・朴/へぇ…

森田/ちょっと思い出すだけで泣けてきちゃうんですけど。
そのとき、本当にショックで。
この子、耳聞こえないのに観てるんだって。
で、BLEACH 大好きらしくて。

そのときすごく自分の無力さを感じて…。
「何もできてないじゃん」
「俺の声、全然聞こえないじゃん」
「声優って、何もやってないじゃん」
っていう、すごく愕然としたんですよ。

もう、時間かかってもいいと思って、筆談でずっとお話をしたんですけど、
中学生ぐらいかな?
冗談も言う子で、ずっと筆談で笑いながら話ししてて。

そしたらラストのほうでお母さんが、
「この作品、いつ発売になるんですか?」
って言うんですよ。
まだ劇場公開前だったんですけど。

「あ、まだちょっと決まってないんですけど」って言ったら、
「ああ、そうですか」って。
「劇場行っても字幕等々なくて、観れないんですよ」って。
「DVDですよね?」って言うから、
「ああ、そっか、字幕が入れば…」っていうのが、そこで思って。

字幕が入れば観られるわけですよ。

松谷・朴/うんうん。

森田/それに気づかなかった自分もすごく嫌だったんですけど。
終わったあとに帰るとき、スタッフさんがちょうど集まってたんで、
「お願いがあるんですけど」って。
「このDVDに字幕を入れること、できませんか?」って言ったら、
スタッフさんもそれを聞いていて、
「それを僕たち、東京に宿題として持って帰るつもりです」って言ってくれて、
今回、入ることになったんです!

松谷/素晴らしい!

(拍手)

森田/これね、BLEACHの前に「NARUTO-ナルト-」の方で実現してもらってるんですね。
考えてみたらアニメって、やっぱり子供にとって必要じゃないですか。
だけどその子達が観られないっていうのは、やっぱりもったいないし、
これだけ素晴らしいテーマを持っている作品だったら
やっぱり余計観てもらいたいわけですよね。

俺たちの声も聞こえないのに、一生懸命観てる。
その子に、何を言っているのか伝えたいっていうのがあったんで、
今回、スタッフさん、みんながんばって、テロップを全部入れてくれて。

松谷/素敵!
でも、その子に出会えたから、気づけたんだよね。

朴 /そうだよね!

森田/そうですね!
でもね、東京帰るまで、俺、本当に落ち込んじゃって。
「なんで気づかなかったんだろう」と思って。
空港に行くまでの車内、飛行機の中はドヨ〜ンってしてたんですけど、
でもそれが今回こうやって実現…。

朴 /そうだね!

森田/(実現)できたので。

朴 /ホントに!

森田/そういう人達に観てもらえるし、逆にいわゆる健常者の人達も、観て
一つ一つのセリフを目で確認できるっていうのは、すごく重要だと思うんですよ。
耳だけじゃなくて、視覚でとらえて。

「あ、このセリフにはこういう意味があるんだ」と、またあらたに発見できるので。

だから、これからのアニメーションとか他の作品も
テロップというか字幕を入れるというのは、
一つの形として当たり前のような形になってくれればいいなって。
その先がけが、BLEACHでよかったなって。

松谷/うん、そうだね。

朴 /でもね、きっと、聞こえないながらも劇場とかで、
劇場に行って振動を感じることはできる…

森田/そうでしょうね。

朴 /じゃないと、私達の言葉っていうのは音だから…。
なんか今、話を聞いてて、つくづく振動させて、振動を伝えていかなきゃいけない、
それも一つの課題なんだなって思いましたね。

森田/その子に僕、約束したんですよ。
「絶対、君に僕達の声を聞かせるから」って言う約束をして。
ただ音としてはまだ届かないんですけど、
もしかしたらこういうことが広まっていけば、今の科学技術で
もしかしたらちゃんとね、骨振動とかありますけど、
伝えることができるかもしれないし。

でも、こういうムーブメントが起こっていかないと、
絶対に手をつけないじゃないですか。
だからこういうのを皮切りに、
みんなに観てもらえる作品になればいいなって、すごく強く感じましたね。

そういう意味でも、今回、作品を通して収録だけじゃなくて全国をまわったことで
いろんなファンの方とのふれあいの中で、いろんなこと勉強したなって。

朴 /そうだね。

森田/思いますね。

朴 /すごいね、この作品は本当にいろんなことを教えてくれるね。
ますます第3弾に期待だね!
今度はどんなことを伝えてくれるのか。

松谷/私達もそれをどう伝えていくかってことを、やっぱり考えながらね。
もうスタッフさんが一生懸命会議をして。

朴 /いろんな方向性を模索して

松谷/いい話をつくろうって

森田/どこで「兄さま」を出すかね。

(爆笑)

朴 /そこ!? そこなの!?

(爆笑)

朴 /「兄さま」ね。

松谷/「兄さま」ね。

<01:50:54>

・・(↑ここまで↑)・・・・・・

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【文字版】制作 ☆宮下あけみ☆  akemizo@beige.ocn.ne.jp
      協力 人工内耳友の会 [ACITA](アシタ)
      掲載 人工内耳友の会「東海支部」
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