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いんぷらきっずのQ&A
〜人工内耳装用児のパパ、ママ達の知恵袋〜


<2−5.汗対策について>

今回、この本を作りながら、コクレア社と話をしていて、汗対策に関してはとても重要な事を聞きました。巷の意見とは食い違っているのです。マイクにラップや指サックを付ける汗対策をしている方が多いのですが、逆に湿気が逃げなくなり、マイクを隠してしまうので音を拾いにくくなり、あまりお薦めできないとのことなのです。そんなに気にせずに使用後の乾燥に重点を置かれた方がいいというご意見を頂きました。う〜ん、う〜んの編集者です、この結果はこれから実験ですね。
2000年夏は暑い夏でした。マイクの故障が続出したらしいです。みなさんの工夫と実験の結果を是非お寄せ下さい。


Q2501(マイクはどこ?)
夏は要注意の時期です。汗ですぐにマイクがやられます。N22の場合、マイク部分が外に出ているので、汗にやられやすい気がしてます。

A2501(体験A1)
<マイク位置の確認>
N22の場合
イヤフックの付け根部分にあります。網目のマイクがむき出しなので、すぐわかります。

N24の場合
内蔵マイクで、二個所あります。1カ所は、鳥の上くちばしの様なカバーの奥にあります。そのため、簡単に水はかかりません。もう1カ所は、コードを差し込むカバーを開けた中にあります。


Q2501(追加質問)
N24は、内蔵マイクなので、N22のようなむき出しマイクよりも汗に強いのか、はっきりと書いて欲しいです。

A2501(専門A)
基本的には、マイクロホン自身が汗(湿気)に弱いことには変わりはありませんので、乾燥対策の方をよろしくお願いいたします。

Q2502(耳かけマイクをブローチに)
汗対策として、耳かけのマイクをブローチなどにして胸につけてもいいとコクレアの方がおっしゃっていたと思いました。どのようにすればいいのでしょうか。

A2502(体験A1)
耳かけのマイクをブローチみたいにして胸につけるのは、絶対に汗が入らず、とても便利です。娘が幼稚園の頃、肩につけていました。服の上にバッチみたいに付けるととってもかわいくて、娘もお気に入りでした。聞こえも、耳にかける時とかわりません。


1.マイクの汗対策グッズの装用時
耳かけマイクをブローチのようにつける


2.1のばらばらにした状態。
左 アップリケ  飾りです。
中 マイク  ビニールの名札(荷札)に穴をあけ、マイクのメッシュ部分を出して感度を落とさないようにマイクを入れています。
右 安全ピンで洋服につけるフエルト地(土台)
3つをマジックテープでそれぞれ着脱 (お着替え・洗濯時等対応)

幼稚園では、毎日着替えがあるので装着に頭を悩めました。自分でやるのに安全ピンは、危険で難しいと思い、マジックテープを使う事にしました。あとは猛特訓です。泣きながら練習し、しっかり1人でできるようになりました。

A2502(体験A2)
私もブローチ式のマイクをやってみましたが、着替えが面倒なのと、コードがきれやすいのが難点でした。聞き取りが悪くなってしまったのでやめました。音の方角が分からなくなってしまったようでした。(女児)

A2502(体験A3)
去年(3才児の時)はやってみたのですが、今年は動きがすごいので、やめようかと思っています。(男児)

Q2503(汗対策、予防法)
汗によるマイクの故障がたびたびありますが、予防法を教えて下さい。

A2503(専門A)
マイクロホンを2つお持ちいただき、交互に使用されることをお勧めしております。そして使用していないマイクロホンは乾燥剤が入った密閉容器に入れ、十分に乾燥させてください。革靴と同じで、同じものを毎日使用すると劣化が早くなります。

Q2504(乾燥の方法)
マイクを2つ購入して交互に使用するのが汗対策に良いと聞きましたが、1つのマイクを密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて、一晩置くだけで十分なのでしょうか?(何時間置けばOKなのでしょうか)冷蔵庫に入れて冷やして置いた方が、なおいいのでしょうか?

A2504(専門A)
通常は、一晩乾燥剤と一緒に密閉容器に保管すればよろしいかと思います。汗を多くかかれたときなど湿気を多く吸ったようなときは、一晩以上乾燥させるとよいでしょう。尚、冷蔵庫では保管する必要はございません。取り出したときに結露が起きてかえって悪い状態を作ってしまいます。

Q2505(乾燥の目安)
のりについていた乾燥剤を再利用して、SPの毎日の乾燥に使っています。乾燥剤は多めに入れているのですが、朝いつも「果たして十分に乾燥されたのか」といつも疑問に思います。乾燥の度合いはどのようにしてはかればいいのでしょうか?

A2505(専門A)
乾燥状態をチェックする方法は難しいですが、湿気を含んでいない乾燥剤にきちんと入れていれば、ちゃんと乾燥しているはずです。もしどうしてもご心配であれば、それほど高価なものではありませんので、新品のシリカゲルをご購入ください。色が変わった乾燥剤は早めに再生させることや、再生しなくなった乾燥剤を使い続けない等、乾燥剤の正しいご使用方法にお気をつけください。

Q2506(接続部分の緩み)
予備のマイクを購入し、交互につけるようにしていますが(N22)、あまり頻繁にケーブルを抜き差しすると、接続の部分がゆるくなり取れやすくなると聞きました。しかし、マイクを交換するにはケーブルを抜かなくてはなりません。この矛盾はどうすればいいのですか?

A2506(専門A)
もし、ご心配でしたら毎日交互に使用するのではなく、1週間交代で使用されてはいかがでしょうか。

Q2507(故障への気付き)
一年目はあまり気にしていなかったのですが、汗などでマイクが故障する場合、徐々に聞こえが悪くなるようで、うちの子の場合はなかなか気付きませんでした(本人も親も)。よい方法を教えて下さい。

A2507(専門A)
マイクロホンは使用するにつれて感度が落ちてくることがあります。スペクトラの場合、マイクから音が入りますと、プロセッサ上部にあるMランプが音にあわせて点滅します。このMランプの点滅が弱くなってきたら感度が落ちてきたことになります。マイクロホンから常に同じ距離離れたところで、Mランプの点滅を確認してください。
また、SPrintでは入ってきた音の大きさに合わせて液晶部に「レベルメータ」が表示されます。このメータが通常より振られない場合は、感度が落ちてきていることになります。

Q2508(ラップ、カバー)
マイクとSPの防汗・防水対策のことについて教えて下さい。ラップを巻くといいと聞きましたが、どうやるのでしょうか?SPもなにかにくるんだほうがいいのでしょうか?

A2508(専門A)
ラップでマイクロホンをくるんだり、手袋の指先を切って、カバーされている方がいらっしゃいます。その際にマイクロホンの集音部(スペクトラではメッシュ部、N24ではイヤフックの部分とマイクカバーの部分)を覆いますと音が入りにくくなりますので、ご注意ください。プロセッサも防水のポーチなどに入れていただくとご安心かと思います。

Q2508(追加Q1)
ラップや防湿テープを巻く時、当然マイク集音部を覆わなければ防湿効果がないため、集音部まで覆っている方もおられます。それは、「音が入りにくい」、「湿気が逃げなくなる」ためにやめた方が良いということでしょうか?

A2508(追加専門A1)
ご指摘の通り、集音部をラップ等で覆うと、音が入りにくくなる可能性があります。また、一度入った湿気が逃げにくくなります。そのため、ラップではなく手袋の指先を切ったものをマイクロホンにかぶせる方法をお勧めしています。手袋の生地の目が詰まっている場合は、上部を切って集音部分を出すと良いでしょう。

Q2508(追加Q2)
ラップはN22には効果的ですが、N24には逆効果という噂も聞きましたがいかがですか。

A2508(追加専門A2)
ラップで湿気が逃げにくくなる危険性があるため、どのような機器でもラップの使用はお勧めしておりません。またN24システムでは、ケーブルの接続部がマイクのカバーの中に入っているため、外からの湿気には強いのですが、一度入った湿気は逃げにくいようです。そのため、カバーを開いた状態でマイクを乾燥させることをお勧めします。なお、ケーブル接続部の金属部分に青錆が出る場合がありますが、やわらかい歯ブラシ等で接続部をふいて除去してください。

Q2508(追加Q3)
集音部を除いて胴体部分にラップなどを巻いても防湿効果はあるのでしょうか。意味のないことですか?

A2508(追加専門A3)
そのような場合はラップではなく、吸湿性の良い手袋の指先を切ったものなどをご使用ください。またN24システムでは、マイクロホンスリーブをお使いいただくのも汗対策のひとつとして効果があるかもしれません。

Q2508(追加Q4)
スキーウエアに使用されるミクロテックスやゴアテックス等、湿気を通すが水は通さないという素材があります。そんな素材ならば汗(水分)を入れずに中にこもった蒸気のみ放湿してくれて良いと思うのですが、そのようなカバーはコクレア社で開発出来ませんか?音が入りにくくなるという観点からはそれも無い方がよいのでしょうか?

A2508(追加専門A4)
そのような素材では、雨は防げても音が入りにくくなると思われますのでない方がよいかと思われますが、検討の余地はあると思います。

Q2508(追加Q5)
先日、ホームセンターで携帯電話用の防水ポーチを見かけました。チャック袋でエアー抜きをすると完全密閉されて、水の中にうっかり落としても大丈夫というものでした。サイズがSPに合わなかったので買いませんでしたが、ぜひこのようなSP専用防水ポーチを開発してください。¥1000程度の安価で出ていました。(これはお願いです)

A2508(追加専門A5)
検討してみたいと思います。

Q2509(マイクの故障?1)
ただ今、マイクが故障中(?)です。多分、汗のせいだと思うので、汗対策を知りたいです。

A2509(体験A1)
マイクは2台持っています。毎日交互に使い、片方は乾燥剤をいれた密閉容器でお休みさせています。それでもマイクが故障し、コクレア社に修理に出しています(2000年8月現在の話)。今1台しかないので、今まで以上に本人がマイクの扱いに注意しています。小学校入学当初は、親も神経質に、口をすっぱくして注意していましたが、本人が自覚しなくてはダメと悟ってからは、口も手もださないようにしています。(さりげなく目でチェックはしていますが)最近は「機械だから、いくら大事に扱っても壊れる時は壊れる」と考え、必要以上に過敏にならないようにしています。大切なことは、故障した時の状況や聞こえの状態を、本人が他の人に話したり説明したりできることだと思います。(小2、女)

A2509(体験A2)
ある日の事、娘が突然「聞こえなーい!」と言いました。母と父は、慌てて
@電池の残容量をチェック。
A2本のケーブルの断線をチェック。
Bマイクをチェック。(スペアのものと換えてみました)
ここで異常発見!マイクの異常である事がわかりました。少々おちついて、娘の顔を見ると、赤い顔してうすい髪が汗で濡れています。耳の回りなぞは、びしょびしょでした。ここでまたまた、慌てて次の行動をとりました。
@異常のあるマイクをヘアドライヤーで乾かす。
A充分乾かしたマイクを再度装用、聞こえのチェック。
娘が「聞こえる」と言い、一件落着です。

Q2510(マイクの故障?2)
先日、マイクが故障しました。ラップなどの湿気対策はどのようにしなければならないのか、教えてください。

A2510(体験A1)
ラップを巻いています(N22)。マイク部分を隠さないようにして、キッチリ巻きます。

A2510(体験A2)
モイスチャーガードというテープをマイクに巻いています。汗をかいたあとはすぐに新しいものと取り替え、夜はもちろんはずしてマイクを乾燥剤の中に眠らせ、翌朝は新しいものを巻きます。汗や雨の侵入を防ぐという意味では、ラップと全く同じ使い方です。マイクの大きさに合わせてラップを切ったりする手間がないのと、包帯みたいにクルクル巻けるので、その分便利かな、っていう程度です。特に暑い時期は、そのテープを巻いた上から軍手の指のような補聴器カバーをかぶせ、汗を吸い取らせるようにします。補聴器用でコードの穴は空いていないので、自分でハサミで切ってお尻からコードがでるようにしています。

A2510(体験A3)
マイクにカバーをしています。カバーは、薬局で売っている指用のサック状になっている包帯で充分代用できます。5本で300円とか3本で200円ぐらいです。いろいろなメーカーがたくさんの種類のものを出しています。学校では、カバーが濡れたら替えるように指導されています。

A2510(体験A4)
テープとカバー使っています。


「写真1」は補聴器やさん(リオン)で購入したテープです。素材(触った感じ)はラップそのもの。それが細くテープ状になってます。私のようなぶきっちょママにお勧めかも。値段は¥840でした。


「写真2」はそれをマイクにまいたところ。


「写真3」は市販の指貫(薬屋さんとかで売っている伸縮性のあるもの)を黒い染め粉で染めたもの。それを上の部分に穴を空けてかがりました。男の子は、紅茶で染めたものの方が目立たなくていいかもと言われましたが、子供の髪の毛の色により選択した方がよさそうですね。(色を染めるのは目立たなくするためです。元の真っ白のだとそこだけやけに 目立つので)紅茶での染め方は、@ティーバッグで2、3分ぐらぐら煮る。Aお好みの濃さになるまでそのまま放置する。(大体20〜30分位)B乾いてからまた水で洗って出来上がり!


「写真4」はそれを実際につけているところです。カバーが汗を吸収していい感じです。

A2510(成人A)
大人なので、汗ばんだと感じたらすぐはずして拭いたり、寝る前にタッパーに入れる時にも全部キレイに拭いてから入れています。ある程度の年齢になればそれぐらいで故障は防げないのかな? 例えば体育の授業後とか、トイレに行く度にとか、サッと拭くだけでも全然違うと思いますが。

Q2511(マイクの感度チェック)
汗などが原因で、マイクの感度が落ちることがあります。本人は感度が落ちていることに気がつかないし、親もすぐには気付かないこともあります。コクレア社に点検をお願いすると感度を調べて修理して頂けますが、家庭や教育機関や医療機関にマイクの感度が調べられる機械を置くことはできないでしょうか。(そのような機械はないでしょうか?)

A2511(専門A)
感度チェックの方法としては、
1.Mランプの点灯具合
2.SPrintだと、レベルメータの振り具合
3.子どもの日常の反応をしっかりと把握しておくこと
マイクロホンの感度を家庭、教育機関、医療機関でチェックすることは大変難しいので、正常なマイクを1台常備していただき、それと比較して判断されるのが現実的と思われます。N24システムでは入力した音をモニタする、モニタイヤホンが付属品で用意されております。

Q2512(送信コイルは汗に強いか)
送信コイルは汗に強いのですか?

A2512(専門A)
送信コイル自体は汗による影響はございません。しかし、汗がコネクタに入ってショート状態になったり、頭皮が汗でカバーされてしまい、送信コイルからの情報が内部にいかなくなるなどのトラブルが起きたことがあります。

Q2513(送信コイルの汗対策)
送信コイルには何か汗対策がありますか?

A2513(成人A)
ダンスで汗ぐっしょりになるので、送信コイルにも汗対策をしてます。
汗に弱いところ

用意するものは、
1、防水のバンドエイド1枚(普通サイズ)・・ドラッグストアで売っています

2、透明の救急テープ(幅1cm位の物)・・汗に強い(発汗作用のある)ものなら何でもよい

1、防水のバンドエイドで、コイルとケーブルの接続部分をくるむように貼ります。

2、救急テープを3cmぐらいカットし、1,5cmまで幅半分の切り込みをいれます。
3、1のバンドエイドでくるんだ上をもう一度2のテープで貼る。

切り込んだところはまきつける。汗に弱いところをテープでしっかり貼ります。

Q2514(雨の日の工夫1)
雨の日の外出で気をつけなければならないことや、着せるものの工夫などを教えて下さい。

A2514(専門A)
雨の日の外出では、マイクロホンやスペクトラを濡らさないよう気をつけてください。人工内耳を外す必要はありません。帽子などを利用し、マイクロホンに雨が入らないよう工夫されることをお勧めいたします。ただし、マイクホンの集音部(スペクトラではメッシュ部、N24ではイヤフックの部分とマイクカバーの部分)を隠すと、音が入りにくくなりますので、お気をつけ下さい。

Q2514(追加Q1)
例えば雨が横殴りの時には、しぶきが直接かかるのを帽子のつばで避けるという考えでしょうか。

A2514(追加専門A1)
その通りです。

Q2514(追加Q2)
雨の日の外気湿度はかなり高いものと思われますが、通常の雨天レベルでは、水蒸気までは気にせず、帰宅後に充分乾燥させるという事で構わないでしょうか?

A2514(追加専門A2)
ご指摘の通り、通常の雨天ならばわざわざ外す必要はありません。帰宅後に十分に乾燥をさせてください。

Q2514(追加Q3)
例えば、ビニール合羽の帽子をかぶった上に野球帽などをかぶせて、傘をさす様な場合、合羽の帽子内に湿気がこもって良くないとかありますか?

A2514(追加専門A3)
合羽とマイクロホンの間に隙間があり、湿気を逃がすことができる状態であれば、雨が降っていてもそれほど問題がないかと思われます。合羽とマイクロホンが密着しないよう、野球帽をかぶった上にビニール合羽の帽子をかぶる方が、湿気がこもりにくく良いのではないかと思われます。また、合羽はゴアテックスなどのように湿気が中にこもらない材質のものが適しています。

Q2514(追加Q4)
当然(3)のような場合はマイクの集音部も間接的に覆う形になってしまいます。マイクに密着して無ければ良いのでしょうか。

A2514(追加専門A4)
マイクロホン集音部に密着している状態であれば、音が聞こえにくいと言うよりもマイクロホンと合羽のすれる音の方が大きくかつ煩わしいのではないでしょうか? その意味でも野球帽をかぶった上にビニール合羽の帽子をかぶるのが良いと思われます。どちらにしても、通常の雨でしたらそれほど神経質になる必要はありません。使用後によく乾燥をしていただくことが一番良い方法です。

Q2515(雨の日の工夫2)
雨の日の工夫、夕立対策はありますか。子どもに持たせるものとか、どう注意しているとか。突然の雨の場合、子どもだけでもちゃんとできていますか。(まだいつも一緒にいるもので、そのところよくわかりません)

A2515(体験A1)
いまのところ、夕立で降られたことはないようですが、普段の雨の日ではSPやマイクを濡らさないように気をつけているようです。(車の乗り降りする時などは自分でタオルを頭にかぶせています)

A2515(体験A2)
傘だけでなくレインコートも着せています。風の強い雨の日は、フードのついたレインコートをしっかり着せています。突然の雨には、マイクだけでも濡れない様に注意しています。

A2515(体験A3)
基本的には、傘をさす。風が強いときには、雨かっぱも着せるようにしています。突然の雨では、今のところ運良く貸してくださる方があり、自分で申し出ているようです。駐車場から店までというようなときも、「スピーチプロセッサがぬれる!」とタオルやハンカチをかぶったりしています。

A2515(体験A4)にわか雨
生活の授業の時のこと、花壇の朝顔のスケッチをしていたら、にわか雨が降ってきました。たいした雨ではなかったので、他の生徒はそのままスケッチを続けていました。娘は一人、近くのひさしの下へ行って、みんなとは少し離れた場所でスケッチを続けていたそうです。その様子をみていた先生が「みんなと一緒に描こう」と声をかけると、「マイクが雨に濡れると聞こえなくなるから、ここで描く。」といったそうです。この話を聞いた時、娘は自分で判断できるようになったかなと思いました。

A2515(体験A5)夕立対策
一緒に行動することの多い小学校入学前に、二人で歩いていて急に雨が降ってきたりすると、「大変、大変!お耳がぬれちゃう」と大げさに言い、帽子をかぶせたり、私の体に耳をくっつけて濡れないように走ったり、、、ということをしていました。そういうことの積み重ねで、耳の機械は濡らしちゃいけないんだということがわかってくるようになったようです。突然の雨で、家に走って帰って来た時、「耳はどうしたの?」と聞くと「タオルをかぶった」と言っていました。

A2515(体験A6)夕立対策
通学には、折り畳みの傘を持たせていますが、雨がふってもさして帰ってきません。野球帽をかぶっているので、マイクのところがちょうどかぶさり、少々の雨では濡れないようです。でも、「雨に濡れると故障するので気を付けること」とはうるさく言っています。(小3、男)

A2515(体験A7)
出かける時は帽子をかぶらせます。お天気が不安な時は、かっぱを持たせています。

Q2516(濡れたあとは)
雨が降りそうだったり、傘を差すときは人工内耳を外す方がいいのでしょうか。風呂上がりなどでは直後に付けない方がいいのでしょうか。海やプールではどうしたらよいですか?

A2516(成人A)
今日は雨になりそうな時、小雨が降っている時、コクレア社からの注文品が入っているジップロック(市販品もあります)にシリカゲルとSPを入れ、ぴったりチャックをしめます。コードは端からだします。こうしておくと、少々のことでは水が入りません。そのままSPケースにおさめ、装着です。これぐらいですが、突然のハプニングに慌てなくてすみます。

A2516(体験A)
SP・マイクは水から守りたい、しかし、少しでも子どもに音を聞かせたい、これを両立させることは難しいです。夏は水辺で遊ぶことが多いですね。子どもは水が大好きです。「ちょっと足をつけるだけだったら大丈夫かな。人工内耳外したら全く聞こえないし、危ないからな。」そんな思いで人工内耳をつけて水辺を遊ばせていて、転んでしまいました。頭は大丈夫だったので、マイクは無事でしたが、SPは濡れました。幸い、聞こえましたが、水辺で遊ばせる時は、少し位の聞こえへの未練は捨て、最初から潔く外そうと思いました。

A2516(専門A)
雨の場合は、人工内耳を外す必要はございませんが、雨がマイクロホンに入らないようご注意ください。また、お風呂上がりは、十分に乾燥した上でご装用ください。尚、海やプールに入られる際は、ヘッドセット、プロセッサとも外してください。

Q2517(水泳の後は)
水泳の後、学校ではドライヤーは使えないと思いますが、すぐにヘッドセット一式つけているのですか。体育等で汗をかいた時も何か子どもは自分で注意して頭をふくとかやっていますか?着替えはスムーズにできていますか。なにかケース等学校へ置いているのでしょうか。

A2517(体験A1)
学校ではもちろんドライヤ−は使えませんので、自分でよく拭いてからSPを着けているようです。ただ、タオルで拭くだけですので完全には乾いていないようです。体育の着替えも幼稚園の時から自分で着替えていましたので、問題ありません。1年生の時は皆さんがお使いになっているのと同じようなベルトで胸にSPとFMを着けていましたが、2年生になってから、ウエストポ−チに入れて腰に着けています。娘は着替えの時にコ−ドがじゃまになるのと夏は一枚余計に着ているようなもので暑いらしいのです。

A2517(体験A2)
水泳の後は、自分で髪をふいて、すぐにヘッドセットを付けています。SPベルトを素肌(冬は、シャツの上)に付けているので、着替えの時にSPベルトをはずす必要がありません。今ではスムーズにやっているようです。

A2517(体験A3)
髪は短いのですが、少しは拭かないと乾きにくいです。今年は、5限目に体育の水泳があり、着替え、片付け、終わりの会・・と続くことで、テキパキ出来ていないようで、帰宅したときにSPをつけていないこともしばしばありました。本人に判断させています。はずしたSPは、水泳バックがチャックで分かれているので、下の部分に乾燥剤入りのケースを入れてあり、そこに収納しています。高価なものなのでもっと厳重管理をするべきでしょうか?

A2517(体験A4)
私も、濡れたまますぐにヘッドセットを付けないように、バスタオルの他に小さいタオルを持たせています。よく髪をふいてからヘッドセットをつけるよう言ってあります。SPは、先生に預かってもらっています。

A2517(体験A5)
水泳の後、みんなと同時に着替え、ヘッドセット一式つけています。汗をかいている時なども、あまりちゃんと汗を拭いてはいないようです。そのせいか、一夏に一度はヘッドセットが故障します。そのため予備のヘッドセットを持っています。汗に関してはもうちょっとしっかり管理するよう、子どもに言わなければいけないなあと反省しています。



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