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初コミケ

12月30日(火曜日)
サークル名前・神田森莉出版
東地区”イ”ブロック30a

時計 初コミケである。行って来た。

とにかく早起きしなくてはならない。目覚ましを三つも掛けた。

数日前から念入りに早起きできるように生活時間を変えた。主に寝る前にたくさん食べてその力を利用して眠りに付くという作戦を取った。うまくいったのだが、代償として太った。あたりまえだ。

5時前に起きて6時前に出発である。信じられない早朝である。漁師じゃあるまいに。

同人誌 カバンに詰めた同人誌。全部で100冊である。さて、売れるかな。

「ゲロオヤジちゃん」16P、A4、20部、200円
「新宿鬼鮫」18P、A4、20部、200円
「ヤンキー・バリバリ・オナニー」16P、B5、30部、200円
「愛のように孤独」16P、A4、30部、200円

未発表作品などである。だいたい持ち込み用に描いたもの。何も考えずにパソコンでプリントしたが、これは異常な行為だったようだ。変態行為。尿道オナニーみたいな物であろうか。パソコンプリントは時間が掛かるので、こういう低予算物は普通はコピーでやる物らしい。そうだったのか。

ポップ ちゃんとこんなポップなども作って、悦に入っていたのだが、会場に着いてから他のサークルを見てみたら、もっと激しく金を掛けたディスプレイをしていた。

のぼりとか、透明プラスティックの板にはさんだでかいイラストとか。残念ながら神田森莉出版は展示の仕方がいちじるしく劣っていたようである。この辺は改善しよう。

おやつも持った。

しかし結局クッキーみたいものしか食べられなかった。サンドイッチみたいな大がかりな物は食べられないなあ。

おやつ それと、何も考えず1人で行ったのだが、だいたい二人で売り子をやるものらしい。理由としては、ヒマつぶしができる、トイレに行ける、他のサークルを見て回れる、などである。

こういうわけで1人で行ったので、他のサークルをひとつも見る事ができなかった。ダーティ松本が好きなので、どんな顔をしているか、見に行こうと思っていたのだが。番号まで控えて行ったのに。

外

外に出る。真っ暗である。なにか間違っているような気がする。あまりに時間が早すぎるので。しかし、電車に乗って乗り換えて会場に近付いて行くと、コミケに行く男たちの群れが増えて行く。やはり、みんなこんな早朝から出発していたのだなあ。

コミケ会場に行く途中の駅の券売機で迷っていたら、隣にいたコミケに行くらしい人が教えてくれた。今どき親切な若者である。

駅

コミケ会場の駅に着いた。夜が開けた。

すでにたくさんの人波。駅から会場まで距離はそう極端に長くはないのだが、人が多いせいで30分くらい掛かる。

会場

会場に入る。開場前のようす。サークル入場時間が7時30分から9時までで、7時30分すぎくらいに入った。こんなに早い時間なら人気がないのではないか、などと想像していたのだが、そんなことはなくて、もういっぱい人がいた。

イス

これが1サークル分のスペースである。長机の半分とイス2個。行ったら驚くほどたくさんのチラシが乗っていた。これはどうしたものか、あとで捨てようと思っていたが、印刷所のパンフが入っていたので、あえて持って帰った。

今回は地味に参加しようということで、パソコン印刷のコピー誌でやったが、コミケでは見た目が大切なのがわかった。見て回ったが、オフセット印刷がほとんど。コピー誌もあるがオフセット印刷の雑誌があって、おまけにコピー誌がある、という感じだった。

コミケで売るポイントは(1)見た目がきれいなオフセット誌(2)のぼりとかポスターとかキレイな工夫したディスプレイ、のようだ。

ディス

神田森莉出版のディスプレイ完成。本がでかいので、いっぱいいっぱいである。守護神のハムちゃんに注目。

適当にサークル名前を付けてしまったが、これはどうも続けてコミケに出るならば、変えない方がいいようである。わかりやすいと言えばわかりやすい名前だが。というかそのまま。ハムスターレコードという名前も良かったなあ、とか考える。

カット

ヒマだし名刺用紙にカットを描いて買った人に付録でプレゼントした。始めは金を取ってやろうと思ってたが、すぐ無料にした。

開場までにコミケット実行委員会の受け付けと同人誌のチェックがある。性器描写 は一般の雑誌と同じくらいの修正をしてくれということで、どうなるかなと思ったがなんなく通る。

ネットで調べたら、コミケット実行委員会は当日はテンパっていっぱいいっぱいで、かなりヒステリックになっている人もいるということだったが、東地区”イ”ブロック30aの受け持ちの人はなごやかな雰囲気だったので良かった。

オフセットで出さないんですか、と言われたが、これは他の人にも二人くらいに言われたので、その通りなのだろう。今どきコピー誌のみで出す漫画家はいないらしい。次回は印刷屋だ。

10時から開場。人は多いが、最初まったく売れない。近くのサークルを見て来た所これくらいのコピー誌は相場が200〜300円だったので、定価500円だったのを、いきなり200円に値下げ。その前に定価で二人ほど 買ってもらったのだが、申し訳ない事をした。

値下げして適正価格になったせいか、午後になって人波が小さくなってからどんどん売れ出す。

結果。100冊持って行って90冊売れた。一冊200円なので1万8000円の売り上げである。見た目のわびしいコピー誌の割によく売れた。

500円で売っていたら大儲けだったのだが、世の中はそうは甘くない。むしろ暴利をむさぼる悪徳企業として世間に迷惑を掛けたという事になるのだろう。

経費がほとんどがインク代で他に紙代が少しで合計1万強くらい。黒字である。

パソコン印刷の良い点は少部数でも赤字にならない点である。欠点は見た目の貧乏臭さと、印刷に掛かる時間。ほぼ一週間印刷していたがそのあいだほとんど仕事にならなかった。その間の人件費を考えると割に合わないが金ではない。

今回は「コミケに参加してみる」という体験をするのが目的だったのである。コミケという物があるのなら、一生に一度くらいは参加してどんなもんか見てやろうではないか、というテーマだった。

たくさん売れたのは良かったが、半分くらいは知り合いである。知らない人にも売るには(1)見た目がもっとキレイな本(2)ジャンルに合った内容、が必要だと思われる。

エロもあるので「男性向け創作、マンガアニメ」という所に参加したが明らかに場所は間違っていたようだ。「創作少年少女」の方が良いかもしれない。ファンの大部分は女性のようだし。たぶん「サブカル」というジャンルがあると、ぴったりなのだが余り細かいジャンルはないので、そこは困った所なのである。

白塗り

知り合いがたくさん来たので書ききれないが、思わず見たとたん写真取らせてくれ、と言ってしまった、とあるバンドの元白塗りで有名なギタリストさん。こんな変なメガネを掛けていたので誰だかわからなかった。コミケなのでコスプレなのか、と思ってしまうが、これが日常の姿らしい。コスプレと言っても良いのではないか。コスプレとは何か?という定義を考えらせられる元白塗りであった。



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