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日刊バカ企画
『本日のナゾのたべもの!』


私はあやしいたべものをはっけんした。

『おいしいハウザー食』
である!
これはなぜかうちにある、数十年前の雑誌でみつけた広告である。
『おいしいハウザー食』、、、、。
なんというまずそうな響きであろうか?
口に出して、5回『おいしいハウザー食』と言ってみるが良い。

『おいしいハウザー食』『おいしいハウザー食』『おいしいハウザー食』『おいしいハウザー食』『おいしいハウザー食』、、、、。

うーん、まずそう。
商品の写真はない。
私は思うに、粉状でパサパサして、練ってコネコネして食べるような物ではないか、と想像する。
固形の方のカロリーメイトを、砕いたような奴。
『おいしいハウザー食』を食べたことのある者は、ぜひ連絡をいただきたい。


『ハウザー博士と金高博士』
これが、『おいしいハウザー食』の発明者の、「世界的ハウザー博士」(と書いてある)と、
製造元のハウザー食品株式会社の金高資治博士のお姿である。
なにしろ、このハウザー博士は自ら、「世界的」と名乗ってるのである。
なんとなく、「ドクター中松博士」を想像させはしないか?このアヤしさは。
親戚かも知れない、、、、。
いや、ゲイロード ハウザーというのだから、ドイツ人か。
いやいや、「ドクター中松博士」なら、ドイツ人を日本人に変える薬を発明して、日本人に化ける
ことくらい、できそうだ。
実は「ドクター中松博士」はドイツ人だった??

検討をしてみる甲斐のありそうな、疑惑である。
話が脱線してる。


『ハウザー食品の全景』
なんのためか、よくわからないが、会社の写真が広告に載っている。
ちゃんと会社があるのだから信用しろという、つもりか?

「世界的ハウザー博士」はロンドンタイムズ誌で表賞された、栄養学者、心理学者だそうである。
この「世界的ハウザー博士」が50年間提唱している、「世界的ハウザー健康法」にもとづいて、作られたたべものが
このハウザー食なのである。

「世界的ハウザー健康法」とは、バランスのとれた食事をして、正しい神を信仰しろという物だそうだ。
すでに病気の人は、整体や鍼や、身体に電気を流して治療せよ、とある。

電気を流す?
死んでしまわないか?

身体に電線をまきつけ、ビリビリしながら『おいしいハウザー食』を食べると
健康になれるという事を言ってるのかもしれない。
電気風呂というのが、昔は銭湯にあって、よく心臓病の老人が心筋梗塞になって死んだりしたほどだから、
電気は健康にいいにちがいない。
お試しあれ。

ハウザーヨーグルト粉末
ハウザー青汁の元粉末
ハウザー小麦ハイガ粉末
ハウザー天然醸造酵母粉末


などがある。
なんで全部、粉末なのかとも思うが、面白いのはこの時代にもう「青汁」という言葉が登場していることである。
この雑誌は昭和49年発売である。
こんなころから、青汁という概念は存在していたのである。
アナおそろしや未来世紀青汁!

今日は、地味なネタだったな。
日刊バカ企画
『今日のバカスキャン』

ふと、復活してます。


『ハウザー食、承前』
あおおおおんっ!

びっくりひゃっくり!(いつの時代だ)
下の方にあるハウザー食を取り上げた奴に、メールでリアクションがありました。
すごいですねえ!
この世にハウザー食に関心がある人間がいるとは、思いもよりませんでした。
こんな太古の昔の広告の商品、とっくに忘れ去られてるものと思っていましたよ。

ハウザー食に、反応があるなんて、まさにネットらしい出来事ですね!
やっぱり、近所に

「オレさあーハウザー食に最近、関心あってさー。超ハウザーだよねぅ!」

なんて人いませんよねえ、あまり。
許可を取ったので、見て下さい。
ハウザーって、昔は一時期、本もでて、日本で有名だったようですね。
紅茶キノコみたい物だったんでしょうか?

ぜひ!誰か

「わしはハウザー食を今でも食っておるのじゃー!」

とかいう人か、ハウザーさん本人メールください。
まってます。
以下、引用。

[名前]
のだたけお

[感想]
ハウザー健康法関連タレコミです。

僕は以前「ハウザー健康法」を日本に広めていたという矢野目源一なる人物の著作を集めていて、
「明日から元気になる」(ハウザー文庫)と、あと一冊名前は忘れてしまいましたが、
「140歳まで生きる」などという意味の豪快なサブタイトルがついた本を持っていました。

140歳まで、というのは、「地球上の多くの生物は寿命の約7分の1の時間で成体となる。
人間は20歳で成人になるから本来の寿命はその7倍、つまり140歳まで生きられるようにできている。」
という論旨だったはずです(ちなみに本人は70歳そこそこで死んだ。)

ゲイロード・ハウザー博士の主張は、早い話が食べ過ぎの西洋人に粗食を勧めたわけで、矢野目氏は著作で
「このままでは日本人には不適切な面もあるので日本的修正を加えた」ようなことも述べています。

残念ながらハウザー食を食べたことはありませんが、確かにその本にも青汁や粉末系食品の宣伝が出ていました。
他に、本文中神保町交差点付近にある「神保町ベーカリー」でハウザーパンなるものを売っているという
記述があったので神保町を探してみましたが、該当する店は見つかりませんでした。

ちなみに矢野目源一はどんな人かというと、若い頃(大正時代?)は「サバト」(本当は難しい漢字の当て字をする)
という異端文芸雑誌で活躍しており(その同人には「若さま侍捕物帖」で有名な城昌幸、当時の筆名は城左門、もいた)、
妙に気取った詩を書いたりフランスの世紀末文学の翻訳(これが名訳で有名)をしていたのです。
が、段々文学に飽きてきたのか、各国の艶笑譚を訳して紹介するようになり、
更には娯楽雑誌にエロ小噺を紹介したり書いたりするようになったようです。

僕が読んだのでは、未亡人倶楽部(欲求不満の戦争未亡人達と選び抜かれた紳士たちの妖しい集い)
を訪ねる話などを書いていて(実話か嘘かは知らない)、
いまでいう風俗ライターに近いこともしていたのかもしれません。

内外タイムスなどにも書いていたようです。
何故健康法にはしったのかは分かりませんが、「補精術」なる本を翻訳していて、
この内容はあらゆる精力増強法(物理的、心理的、食餌療法的)を紹介しているので、
そちらのほうから興味が移っていったようにも思えます。

「ハウザー健康法」に出会ってからはあちこちで公演会などしてその普及に努めていたそうです。

きちんと確かめたいのですが、僕は現在留学中で蔵書に当たることができなかったのです。
(日本に帰ったらゴミと間違われて捨てられているかもしれない)

以上、長くなってすみません。

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引用終わり。
関心や情報のある方は、のださんにメールしましょう。




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