|
京都・雲ヶ畑にて (撮影1993/07/04) |
夏のはじめ、
ふと都会の喧騒から逃れたくなって 北に向かうバスに乗りました。 |
|
詩はいずれも谷川俊太郎「50本の木」より
雲が畑にて 出町柳から岩屋橋ゆきの京都バスに乗りました。 バスは柊野別れを左に進み、やがて深い山の中に入って行きます。 濃い緑をたたえた渓谷には霧が立ち上っています。 このあたりは雲ヶ畑と呼ばれています。いい名前だと思いました。 終点の岩屋橋から志明院まで歩きました。 途中の道には北山杉がすっくと立ち並んでいます。 その整然とした姿は、まるで気持ちの良い音楽を聴いているようでした。
|