| ポシビリティ戦争 | 一種のパラレルワールドから、我々の世界にやってきた侵略者が引き起こした戦争。当初の敵は六勢力だったが、後に増えた。 |
| ストームナイト | ポシビリティ能力を持つ侵略者に敵対する者たちの総称。ＰＣは全員ストームナイトである。ストームナイトの事を侵略者たちはストーマーと呼ぶ。 |
| ハイロード | 侵略を企むパラレルワールドに必ずいるボス。このハイロードの中でも頂点となる人物をＴＯＲＧ（トーグ）と呼称するが、未だかつてＴＯＲＧは生まれた事はない。 |
| レムル | パラレルワールドの事。例えば、我々の世界は「“コアアース”という名のレムル」である。それぞれのレムル毎に固有の世界法則を持つ。ポシビリティ能力者は、“矛盾”を起こして異なるレムルの世界法則を通用させる事ができる。 |
| リアリティ | レムル固有の世界法則を媒介するエネルギーのような物。 |
| ブリッジ | ハイロードが別のレムルに侵略するとき、自分たちのレムルから目的のレムルに開ける通路。ここを通してリアリティも流入する。 |
| スティーリー | ハイロードが侵略先のレムルに植える、一種のバリア発生装置。３つ１組にして、スティーリーのある位置を頂点にした一辺が数百ｋｍの三角形の陣地を作り、この陣地内にブリッジを入れる事で、三角形内を自分のレムルのリアリティで満たす事ができる。辺を共有する三角形を増やす事で支配地域を増やす事ができる。 |
| コアアース | 我々の世界の地球の事。 |
| リビングランド | パラレルワールドからコアアースを侵略に来た初期六勢力の内の１つ。のアメリカの東部と西部を侵略拠点として持つ。濃い霧に包まれ恐竜が徘徊するジャングルに住み、“死んだ道具”の使用を禁じる宗教を信じるエディーノス（トカゲ人）たちの世界。世界法則は奇跡レベルのみが異常に高く、科学技術と魔法と社会レベルは圧倒的に低い。 |
| オーロシュ | 同初期六勢力の内の１つ。オセアニアを侵略拠点にする。科学技術と社会のレベルはコアアースの１９世紀末程度。魔法と奇跡のレベルはそこそこ高い。その世界法則の本質は“恐怖”で、６つの侵略勢力の内で最強最悪の力を持つ。 |
| ニッポンテック | 同初期六勢力の内の１つ。ちょうど“一昔前のアメリカ映画であった歪んだ日本像”をそのまま具現化したような世界。日本と韓国の一部を侵略拠点にしているが、ここが異次元の人間に侵略された事に気付いていない一般人も多い。巨大企業が支配し、近未来科学力と忍者が同居し、奇跡や魔法の力は弱い。 |
| ナイル帝国 | 同初期六勢力の内の１つ。エジプトを中心に広大な地域を侵略拠点にする。１９３０年代の技術・社会水準だが、スーパーヒーローと悪漢が戦いを繰り広げるアメコミ世界である。 |
| アイル | 同初期六勢力の内の１つ。イギリスや北欧に広がるファンタジー世界。当初、コアアースへの侵略を率いたハイロード“ユーソリオン”は既に倒され、今は光の女王である“アーディネイ”が率いてストームナイトの支援をしている。 |
| サイバー教皇領 | 同初期六勢力の内の１つ。侵略直前までは、中世暗黒時代風のヨーロッパ宗教世界だったのだが、ハイロードを暗殺しようとした１人のストームナイトの行動の影響で、コンピュータを中心に進んだ科学力を手に入れてしまった。六勢力中、最も高い科学力を持つが急激な変化のせいで機器が安定しない。フランスを侵略拠点とし、全土を覆うサイバーネットワーク網“ゴッドネット”を持つ。 |
| スペースゴッズ | ある事件（シナリオ集『力の遺品』参照）によってコアアースと繋がりを持つに至ったパラレルワールド。３０世紀相当の科学力を持ち、バイオ系の技術を使う。精神を支配するウィルスに悩まされていて、解決を求めて宇宙船で地球までやってきたのだが、そんなものを直せる科学力は地球に無く、逆に病気を広めてしまった。南アメリカに拠点を持つのは、その事に責任を感じてこの地でも病気の研究をする為である。 |
| ハードポイント | 特定の物に宿る“ヒトの思い”の力により、その物の周囲に生じた限定的な異次元世界。リビングランド内にも大小幾つもの“コアアースのハードポイント”があり、その中ではコアアースの世界法則が適用される。通常、キーとなる物を動かすと効力は消えてしまう。様々な理由から敢えてハードポイントに住み続ける人も多い。 |
| デルファイ評議会 | 現在のアメリカ合衆国の最高政治機関。ポシビリティ戦争勃発時に大統領が行方不明になった事から副大統領が非常事態宣言を発令して作った非民主的・非人道的な組織。リビングランドを合衆国領内から追い出す為ならば何でも行い、例えば「リビングランド内に住む人間は、リビングランドのポシビリティ供給源になるから殺す」という政策を取っている。ハードポイントの存在も（間接的にリビングランドへのポシビリティ供給に繋がるので）許しておらず、機会があれば潰す気でいる。ただし合衆国自体の弱体化により国軍も解体されており、超大国時代の合衆国政府の様な大きな力は持っていない。ちなみに件の大統領は、ストームナイトとなって実戦に立っている。 |
| エタニティ・シャード | 和訳すると“永遠のかけら”。ポシビリティを貯めたり、リアリティを操る特殊能力を発揮するアイテム。聖杯や三種の神器といった物も実はエタニティ・シャードである。 |
| リアリティ爆弾 | ナイル帝国のハイロードであるＤｒメビウスが発明した爆弾。エタニティ・シャードが原料。爆発させると、周囲のリアリティを一定時間、別のレムルに変える。ナイル帝国にしかつくれないので、ほとんどのリアリティ爆弾は周囲をナイル帝国にするが、リビングランドになるように設定された爆弾も少数存在する。 |