No. | タイトル | システム | 登録日 | 改稿日 |
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0097 | 地下牢と竜 | SW | 01/08/29 | − |
若き国王 | : | 即位したばかりの新しい国王。“事前状況”にある通り、「貴族による圧政」を改革しようとして幽閉された。両親兄弟は無く、血の繋がりのある者も敵に回っていて、頼れる人物は“賢者”しか思い付かない。 種族は人間で、ソーサラー技能とセージ技能を持つ(レベルはマスターが決定)。その他、指輪型の発動体や適当な大きさの魔晶石2個を隠し持っている。 絶対に復権して体制を改革しようという強い意志を持っている。 |
盗賊 | : | 若く野心的な盗賊。あくどい真似はせず、「金持ちからしか盗まない」といった信条を固持している。天涯孤独で、貴族嫌い。盗賊ギルドに所属しているが、“ギルド”という権力機構に所属する事がしっくりいかないと感じている。 種族は人間で、シーフ技能とレンジャー技能を持つ(レベルはマスターが決定)。 ある夜、たまたま忍び込んだ離宮で、偶然にも国王と出くわした。 |
戦士 | : | 盗賊の親友。忍びの技は不得手だが、荒事になりそうな“仕事”のときは盗賊に協力している。 種族は人間またはドワーフで、ファイター技能とその他の補助的な技能を持つ(レベルはマスターが決定)。 盗賊が離宮に忍び込む際に、いざというときのフォローの為、外で待機していた。 |
宰相 | : | 既得権益を守ろうとする貴族たちのリーダー。策謀が実って若き国王を捕らえ、“レッサードラゴンの杖”を貴族の共同管理物とする事に成功した。しかし膨れ上がった野心はそれでは収まらず、他の貴族たちの上に立つ新たなる支配者になろうと企む。 |
暗黒騎士団 | : | 宰相の子飼の部下。建前上は警察・公安の任に就くことになっているが、実際は宰相の権益の為だけに動くので、一般市民からは嫌われている。 |
賢者 | : | 若き国王の教育係にして唯一の理解者。優秀な魔術師でもあり、ドラゴンを操る魔法の杖について研究していた。 |
エルフ | : | “エルフの森”に住む精霊使い。ドラゴンと大自然の関係の秘密を知っていて、PCに覚悟を問う。 |
最終目標 | “宰相”の野望を挫き、国が平等な体制を築くようにする。 |
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それを達成する手段 | “暗黒騎士団”の手から逃れつつ、“エルダードラゴンの杖”を探し出す。 |
当面の指針 | “賢者”に渡された書物を調べる。 |
1の部屋 | 幅3メートル、高さ5メートル、長さ25メートルほどの通路状の部屋。部屋の反対側に扉(鍵穴付き)がある。部屋に入ると、入り口の扉が閉められ、外から閂がかけられる。 5メートルおきに、外から強い光が入って“光の壁”となっている部分がある(計4ヶ所)。この光を避けて先に進むのは不可能だが、明らかに罠臭さを感じる。地面に落ちている人骨などを拾って“光の壁”に投げてみると、罠が発動する。罠が発動すると、先に刃物が付いた巨大な振り子が無数に天井から現れる。 突破するには「シーフ+知力」判定(難易度はマスターが決定)をしなければならない。4回判定すれば、部屋の反対まで辿り付く事ができる。判定に成功すればダメージは無い。失敗すると1回につき10点のダメージ(冒険者レベルでのみ減点可)を被る。また、“光の壁”に自らの体を晒す事で罠を発動させた場合、最初の1回目は自動的に失敗となる。 扉の錠開け(または仲間のアンロックの魔法)が成功すれば、次の“2の部屋”へ行く事ができる。 |
2の部屋 | 正方形の部屋で、床は8×8のマス目に区切られたチェス盤になっている。入口に「騎士として歩め」と書かれたプレートがあり、最初の1歩はナイトの初期配置の場所に出るようになっている。部屋に入ると、「ガチャ」という機械音がする。 この部屋を突破するには、チェスのナイトの動きで進まなければならない。ただし、ナイトの動きをする為には途中のマス目をジャンプしなければならないので、「シーフ+敏捷度」判定(難易度はマスターが決定)をしなければならない。間違ったマス目に入ると下から槍が飛び出して、1回につき10点のダメージ(冒険者レベルでのみ減点可)を被る。反対側の8つのマス目の何れかに辿り着くと、次の“3の部屋”へ行く事ができる。 |
3の部屋 | 大金庫の中のようなガッチリとした部屋。中に入ると入口が自動的に閉まる。部屋には出口らしき扉もあるが、ノブも鍵穴も無く開けられない。部屋の中央には台座があり、“ドラゴンの瞳”が収められている。 シーフ技能で部屋を調べれば、壁・床・天井の何ヶ所かに継ぎ目があり、何らかの条件で罠が発動するのだろうとの推測ができる。その条件とは「“ドラゴンの瞳”を取る」事なのだが、取らない限り部屋からは出られないので、結局は取るしかない。 “ドラゴンの瞳”を手に取ると、けたたましく非常ベルの音が鳴り響き、ゆっくりと天井が落ちてくる。それと同時に壁から砂時計が現われ、砂が落ちきったときが死ぬときとなっている。 突破の方法は、砂時計を壊す事である。そうすれば天井は元に戻り、出口が開く。プレイヤーが気付かない場合は、繰り返し「部屋にあるのは砂時計だけ」と強調する事。なお、砂時計は簡単に壊す事ができるが、“ドラゴンの瞳”は壊そうとしても壊れない。 |