No. | タイトル | システム | 登録日 | 改稿日 |
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0096 | ロステク・ラッシュ | テラ | 01/05/20 | − |
ノックス | : | テラ中西部にある田舎町。実はその地下には貴族の大型宇宙船が埋まっている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上位使徒 | : | イモータル=ガンスリンガー=ロステクエンジニア。貴族に限りなく近い上位の使徒。墜落して地中に埋まった大型宇宙船に閉じ込められていたが、最近になって目覚め、地上の人間を操って復活しようとしている。データは以下の通り。
レーザーガンに相当する武器を2丁内蔵しており、準備無し&弾数無制限で使用できる。 上位使徒は、シナリオの展開次第で“第1段階”“第2段階”“最終段階”の何れかの能力となる。表中で“7/9/11”または“×/○/○”などと記しているが、左側が第1段階のデータ、中央が第2段階のデータ、右側が最終段階のデータである。詳細は“本編”を参照。 |
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カオス | : | ロステクエンジニア=ロステクエンジニア=ガンスリンガー。上位使徒の最初の下僕。ノックスにてロステク・アイテム発掘中にそうとは知らずに上位使徒を目覚めさせてしまい、精神を乗っ取られて下僕となった。以降は上位使徒の為に働いている。一流のロステク技術者にして戦闘のプロでもあり、いざとなればレーザーガン2丁を両手に持って戦う。データは以下の通り。
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ユヒテル | : | プリーチャー=ガンスリンガー=シューター。上位使徒の下僕の1人。ノックスの教会に牧師として赴任してきたのだが、そこで上位使徒の精神波による洗脳を受けてしまった。地下に閉じ込められた上位使徒に生命エネルギーを送る為に、“新興カルト宗教の教祖”として入信者をロステク・アイテムの一種である“カプセル”にかけている。 《奇跡》に関しては、【冷静】が使用不可スートでは無い物を一通り習得しているとする。武器はコルト・サンダラー2丁を使い、《ブラインドファイト》や《ロデオ》を利用した戦い方をする(詳細は“本編”を参照)。データは以下の通り。
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ライト | : | スチームメイジ=スチームメイジ=ロステクエンジニア。上位使徒の下僕の1人。上位使徒の精神波の影響を受けてノックスにやって来た。発掘したロステク・アイテムと、エジソン管を組み合わせて飛行機械を作ろうとしている。データ的にはエキストラ扱い。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
テッド | : | ボーイズ&ガールズ=ボーイズ&ガールズ=ライター。上位使徒の下僕の1人。交渉系を中心に様々なマニューバを習得していて、小賢しい嘘で大人を振り回す少年。母親とは死別、父親はマザータウンへ出稼ぎに行っていて、ノックスの家で独り暮らしをしていた。ある切っ掛けから“上位使徒の下僕”となって以降、「家の隣の空き地に針金で作ったオブジェを作る」という行動に専心している。 原則的に戦闘はできないが、襲われたときは《シャッフル》で敵の手札を悪くしようとする。データは以下の通り。
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アリー | : | データ的にはエキストラとして扱う。上位使徒の下僕の1人。引きこもりの女性で、“上位使徒の下僕”となって以降、「家の庭に埋まっている、ある重要なロステク・アイテムを発掘する」という行動に専心している。データ的にはエキストラ扱い。 |
場所 | 出現条件 | リーダー | 備考 | |
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酒場 | 最初から | − | 町に一軒しかない酒場(宿屋)。「最初にロステク・アイテムを掘り出したのはカオスという男だ。今では、たくさんの人を雇って組織的に掘っているらしい」「その他にも独自に掘っている者がいるが、詳細は知らない」と教えてくれる。 | |
保安官事務所 | 最初から | − | ノックス周辺を管轄とする保安官がいる。普段は保安官1人で全ての業務をこなしているが、必要ならば近くの牧場のカウボーイたちを助手に任命して使う。 下記の場所について、“状況”に書かれた内容を知らされても、「法的問題ではない」として取り締まる事は無い。 “結論”に書かれた内容を知らされた場合は、対応方法が思い付かず、マザータウンの役人に判断を仰ごうとする。 PCが法を無視する行動を取るならばそれ相応の対応(逮捕とか戦闘とか)をする。ただし、「“結論”に書かれた内容を調査する為に超法規的行動が必要だった」と言い訳する場合は、保安官自身の目で“結論”の内容を追認した上で、処分保留とされる。 |
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雑貨屋 | 最初から | − | あらゆる物を扱っている。週に1回、発掘現場や教会に食料など生活必需品を運んでいる。 | |
発掘現場 | 酒場の後 | カオス | 状況 | カオスは町の中に大きな屋敷を持ち、発掘協力者を常時募っている。応募するならば、「発掘品は全てカオスの物になる」「勝手に外出してはいけない」「契約違反を犯したら、殺されても文句は言わない」といった内容の契約書にサインする事で雇ってもらえる。雇われると、目隠しをされて馬車で発掘現場に連れて来られる。そこは体育館くらいの広さの日の射さない閉鎖空間で、労働者たちが規則正しく働いている。 労働者たちは、不自然なくらい従順で、昼は真面目に働き、夜はすぐ床に就く。 |
結論 | 実は発掘場所は町の真ん中にあり、外観は大きな屋敷に偽装されている。PCが目隠しして連れて来られるときは、わざと長時間、出鱈目に走ってから町に戻っていたのである。目隠しされた状態でも適当なスキル判定に成功すれば「発掘現場は町の中だ」ということだけは分かる。正確な位置を知るには、《超推理》《ハウンド》などの適当なマニューバを使用して高達成値を出すか、仲間が追跡するなどしなければならない。 発掘現場では常に催眠念波が流されていて、長時間いると他の従順な労働者と同じく洗脳されてしまう。<意思力>の判定を行い、その達成値に応じて洗脳されるまでの時間が決まる(洗脳のタイミングは後述)。 雇われた後で外に出る場合は、適当な交渉系マニューバで外出許可を取るか、<隠身>などで脱走するしかない。 交渉系マニューバの対決でPCがカオスに勝利した場合、最大でも「地下からの命令念波に従い、ユヒテル、ライト、テッド、アリーが必要とするロステク・アイテムを発掘・レストアしたり、資金を渡したりしている」という情報を聞き出すのが精一杯である。 |
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真相 | カオスは、上位使徒の最初の下僕であり、中間管理職的な立場にいる。他の下僕たちが必要なロステク・アイテムを掘り出してレストアしたり、資金を捻出して渡したりといった活動を主に行っている。 | |||
教会 | 発掘現場の次 | ユヒテル | 状況 | 元々、長い間、ノックスの教会は空家になっていた。そこへユヒテルが牧師として赴任してきたのだが、いつの間にか“怪しい新興カルト宗教団体”になっていた。以上の話は町の住人は誰でも知っており、聞けば教えてくれる。 実際に行ってみると、正に絵に描いたような“怪しい新興カルト宗教団体”であり、昔からあった教会の建物をプレハブで増築して百人以上の信者が共同生活を送っている。入信希望者以外は中に入れてもらえず、信者が外に出る事も無い。窓が無いので覗く事もできない。生活必需品は雑貨屋が配達している。 |
結論 | 信者は老若男女様々で、元からのノックスの住人が多い。聞き込みなどをして信者の相関関係を調べると、いずれも教会を中心にして半径数百メートルの範囲内に住んでいたと分かる。「誘拐・監禁ではないか?」との疑いから保安官が簡単な調査を行った事もあるが、信者の誰もが自発的に入信したと証言しており、事件性は無いとして放置されている。 信者たちは、ゆったりとした服装で一日の大半を瞑想して過ごし、交代で家事などを行っている。基本的に話し掛けてもまともな反応は無いが、「入信したい」「見学したい」「友人が入信したが、本心かどうか確かめたい」といった事を言うと、プレハブの奥にある教祖ユヒテルの執務室に案内される。見学希望など当り障りの無い話題を振る場合、常人には理解できない教義の説明で煙に巻かれる。入信希望の場合は、よほどロールプレイに問題が無い限り受け入れられる。ユヒテルの執務室はそれ自体が大きなエレベータになっており、そのまま地下室に案内される。 地下室には棺桶くらいの大きさのカプセルが5つあり、信者たちが交代で中に入っている。カプセルから外に出ると、信者たちは精魂尽き果てた様子でいる。入信の為にはこのカプセルに入らなければならない。カプセルに入るならば、<意思力>の判定を行い、その達成値に応じて洗脳されるまでの時間(回数)が決まる(洗脳のタイミングは後述)。 交渉系マニューバの対決でPCがユヒテルに勝利した場合、最大でも「地下からの命令念波に従い、機械を通して人間の精力を地下に送っている」という情報を聞き出すのが精一杯である。カプセルから太いコードが地下へと伸びているが、その先を辿る事は物理的に不可能である。 戦闘になる場合、ユヒテルはリモコンで部屋の灯りを消したり、エレベータ(執務室)をランダムに上下動させたりする。ユヒテルは《ブラインドファイト》と《ロデオ》を習得しているので、可能な限り自分に有利な状況に持ち込もうとする訳である。信者たちはエキストラなので、戦闘力にはならない。 |
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真相 | カプセルで採取された精力は、地下にいる上位使徒に送られている。目覚めた当初の上位使徒は力の大半を失っていたが、急スピードで回復している。 | |||
森の中 | 教会の次 | ライト | 状況 | 他所から来たロステクエンジニア兼スチームメイジ。森の中で飛行機械を組み立てている。PCが話し掛ければ普通に応じ、一見、まともに見える。話を聞くと、「ロステク・アイテムとエジソン管を使用して、空を飛ぶ機械を組み上げようとしている。必要なロステク・アイテムを収集しながら並行してレストアも行うというやり方なのだが、この方が効率が良い」説明する。また、「カオスの事は知っているが、彼とは独立して発掘・研究を行っている」と言う。 |
結論 | ライトは深夜のある時間になると、地面に向かって独り言を話し出す。<エチケット:メイガス>または<エチケット:テクノロジー>または《究極鑑定》などを持つPCが盗み聞きすれば、「誰かに実験報告を行い、次の指示を受けているようだ」という事が分かる。 普段は落ち着いているライトだが、実験の邪魔をされると尋常ではない様子で怒り狂う。また、跡を付けるなどすれば、「カオスとは独立して発掘・研究を行っていると言っていたくせに、人目を忍んでカオスに会い、金やロステク部品をもらったりしている」という現場を目撃できる。ただし、そういった事を本人に指摘しても記憶に残っていないかのように振る舞う。 |
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真相 | 宇宙船の姿勢制御に必要な部品の一部が欠損しており、それをエジソン管で補おうと上位使徒は考えている。そこでライトに実験をさせている訳である。実験データに関しては、夜中にライトの頭の中身を読む事で得ている。 一見しただけでは、まともな人に思えるが、既に心を壊されており、深く付き合えば付き合うほど、異常さに気付かされる。 |
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空き地 | 森の中の次 | テッド | 状況 | ノックスの街中のとある空き地には、太い針金で作った幾何学的なオブジェが多数ある。製作者はテッドという少年で、空き地の隣の一軒家で独り暮らしをしている。母親は死に、父親はマザータウンへ出稼ぎに行っている。テッド本人は、学校にも行かず、空き地にオブジェを作っている。 |
結論 | テッドも夜中に地面と会話して、カオスから資金援助を受けている。そういった現場を目撃された場合は、《パルク・フィクション》を駆使して言い逃れようとする。 交渉系マニューバの対決でPCがテッドに勝利した場合、最大でも「地下からの命令念波に従い、“念波”を増幅するカラクリを作っていた」という情報を聞き出すのが精一杯である。 |
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真相 | テッドが作っている物は、上位使徒の精神波(命令念波)を増幅するアンテナである。これにより、精神波放送が近隣の町にまで届き、“ロステク・ラッシュ”が起きたのである。また、ノックスの人間全員を洗脳する為の精神波も流しており、そのせいで世論は上位使徒に都合の良い方向に動いている。このまま時間が過ぎれば、その内にノックスの全住民が上位使徒の下僕になってしまう。 | |||
民家の庭 | 他の場所の後 or カオスから 聞き出した |
アリー | 状況 | 夫と死別して以来、家に引きこもっている中年女性。近所付き合いは無く、毎日、庭のあちこちを小さなスコップで丁寧に掘り起こして過ごしている。 |
結論 | 適当なロールプレイとスキル判定を行えば、面倒そうな様子で「庭に大切なモノが埋まっている。大事なものなので、小さなスコップで少しずつ掘っている」と教えてくれる。これ以上は本人も知らないので、聞き出す事はできない。手伝おうと申し出ても、「これは自分の仕事だ」と言って譲らず、庭から追い出そうとする。 PCが勝手に掘り出そうとする場合、手段を問わず急いで乱暴に掘るならば、2日もあれば謎のロステク・アイテムを発掘する。 “真相”にある通り、この謎のロステク・アイテムは“テレポート・ゲート”の片割れなので、掘り当てた直後に上位使徒が出現して、その場にいる者と戦闘になる。 |
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真相 | 2つ1組で使う“テレポート・ゲート”というロステク・アイテムがある。片割れの機械を使うと、遠く離れた所にある相方の機械の元に使用者がテレポートされるという仕掛けである。この“テレポート・ゲート”の1つが宇宙船内にあり、もう1つはアリーの庭の比較的浅い場所に埋まっている。予備は無いので、念の為に丁寧に掘らせているのだが、本来はダイナマイトで露天掘りしたとしても壊れるような物では無い。 | |||
その他 | 最初から | − | 上記で触れた以外にも独自でロステク発掘を試みている者はいるが、全く成果は上がっていない。町には様々な施設があるが、PCが無関係な場所に拘り過ぎて時間を取られないように誘導する事。 |
日数 | 適法性 | 上位使徒 |
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早い | × | 第1段階 |
普通 | △ | 第2段階 |
遅い | ○ | 最終段階 |
場所 | 早い | 普通 | 遅い |
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カオス発掘現場 | 影響なし。 | <意思力>判定に失敗すると、ついつい真面目に働いてしまう。他のPCの干渉が無い限り、何シーンか登場できなくなる。 | <意思力>判定を一定間隔で3回行わせる。一部だけ失敗した場合は“普通”のときと同じ。全て失敗した場合は、他のPCに助けられない限り、NPC化する。 |
ユヒテル教会周囲 | 影響なし。 | <意思力>判定に失敗すると、ユヒテルの教義に不可思議な心地好さを感じてしまう。ロールプレイに影響を与える。 | <意思力>判定を一定間隔で3回行わせる。全て失敗した場合は、NPC化する。 |
教会地下カプセル | ユヒテルの信者では無いのにカプセルに入った場合は<意思力>判定を行う。失敗すると、異質な精神構造を持った生物と触れ合った影響で、精神ダメージを受ける。山札から1枚引いて、その[カードの数字]からMDを引いた値の精神ダメージチャートを適用する。 | “早い”のときと同じ。2回以上入った場合も同様の判定を行う。 | カプセルに入る度に<意思力>判定を行わせ、連続3回失敗した場合は、NPC化する。 |
ノックス市内 | 影響なし。 | <意思力>判定に失敗すると、ロステクに沸く町の雰囲気に馴染む。ロールプレイに影響を与える。 | <意思力>判定を一定間隔で3回行わせる。全て失敗した場合は、NPC化する。 |
周辺地方 | 影響なし。 | 影響なし。 | ノックスでロステク発掘をしたくなる。 |