No. タイトル システム 登録日 改稿日
0061 金髪娘の密入国 N◎VA 00/04/01 02/01/21



はじめに

 このシナリオは、『トーキョーN◎VAレボリューション』の使用を想定して書かれた。
 しかし、『シャドウラン』など魔法が存在する他のサイバーパンクでも使用可能である。

 『トーキョーN◎VAレボリューション』を使用の場合、『グランド×クロス』P.135で提案されているPC同士の円構造コネを持ち合う事。



登場NPCおよび重要事項

ジェニー 北米連合のヤンキー娘。奇麗な金髪と、いつも閉じられた眼と、気ままにお喋りを続ける憎めない自分勝手さが印象的。
教祖 盲人に魔物を憑依させて“心眼”を与える特殊能力を持つ北米連合国人。新興宗教団体を作り、原理を説明せず単に「奇跡だ」とだけ言って、信者に“心眼”を与えている。
戦闘部隊員 幹部であるマヤカシをリーダーとする、新興宗教団体の実行部隊。元軍人などで構成されている上に、“心眼”を持つので侮れない。PCと同数のゲストと、何人かのトループからなる。所持している武器は全て魔剣化されている。



事前状況

 “大災厄”とそれに続く“ミトラス戦争”以降、めっきり国力を落とした北米連合に、ある新興宗教団体があった。
 教祖は特殊な能力を持つマヤカシで、「魔物を召喚して、盲人に憑依させ、超常知覚で周囲を認識できるようにする」事ができた。
 ただし、この特殊能力にも制限があった。目が見える者に憑依させると魔物がコントロール不能になってしまうのだ。
 そうなった魔物は、宿主の眼を“門”にして、魔物自身の本体はアストラル空間に潜んだまま、現実世界の生物に無差別攻撃を仕掛けて来る。事態を収めるには、「“門”である宿主を殺す」「宿主の眼を潰す」「<幽体離脱>して魔物の本体と戦い倒す」「<霊覚>や<霊視>などを使用してアストラル界を認知できる状況にて、魔剣で魔物と戦い倒す」のどれかしかない。

 紆余曲折があって自分の特殊能力について熟知した教祖は、新興宗教団体を組織して、「貧しさから治療が受けられない」「特殊な障害で現代医療では治らない」という盲人に“心眼”を与える活動に乗り出した。北米連合には、貧しくて碌な治療が受けられない傷病者が多く、盲人治療限定であってもそれなりの数の“信者”が集まった。
 政府その他の組織の干渉なども鑑みて、教祖は自らの特殊能力の制限事項について少数の腹心(教団幹部)を除き、秘密にした。
 そして、「目が見える手術などを受けるのを禁じる理由」として、「目が見えないという事は1つの文化であり、その文化を蔑ろにする行為は禁ずる」という“教義”を定め、一般信徒には「“教義”だから駄目」と説いた。
 新興宗教団体は原則的に信者の脱退を許さず、決意の非常に固い者は“心眼”の除去を条件とした。しかし、宿主と魔物は密接な共生関係を結んだ状態でいるので、“心眼”の除去で廃人になる可能性は高かった。また、“心眼”の除去とは、アストラル空間で魔物を倒すという事であり、除去する側も大きな危険を抱えていた。
 脱退に絡むトラブルは、「脱退希望者は、幹部に拷問される」といった誤った噂として一部に伝わった。その結果、「逃亡してサイバーアイ手術を受けようとする信者」も現れるようになった。そこで教祖は、そんな逃亡者を捕える役割を担った戦闘経験のある信者を組織した。
 冷静に考えれば、戦闘部隊を抱えなければ成り立たなくなってしまった時点で、教祖の当初の理念である“弱者救出の為の組織”ではなくなってしまった事は自明である。しかし、既に看板だけで無く実態までもが“宗教組織”となってしまったが故に、その大いなる矛盾に気付かぬまま、新興宗教団体は迷走を始めていた。

 さて、北米連合にジェニーという白人女性がいた。実家はそれなりに裕福で、非常に現代的な性格だが、先天的な障害でサイバー手術を受けても目が見えるようにならない盲人だった。
 生来の性格から言って、上記の新興宗教団体みたいな「清貧をモットーとする集団」とソリが合う筈は無かったのだが、片思いの青年を追って新興宗教団体に入信した。
 ジェニーの入信面接を担当した教団幹部は、彼女の性格を見抜いて危惧を抱いた。しかし、赤貧新興宗教団体にとって彼女の入信に伴う多額の“御布施”は捨て難い魅力だったし、何より、「どうせ現代医療では治らないのだ」という点を重視して入信を許した。そうしてジェニーは“心眼”を得た。

 程なくして、ジェニーは失恋して、新興宗教団体の単調な生活にも飽きた。
 そんなとき、「自分と全く同じ先天障害の盲人の為の新しい治療法が見付かった」というニュースがジェニーの耳に入った。ジェニーは、「やはり心眼より肉眼の方が欲しい」「理解できない教義に従う気はない」と考え、脱退を決意した。

 「脱退に絡むトラブルの噂」を知っていたジェニーは、こっそりと新興宗教団体の共同生活場から逃げ出した。そして実家の援助を受け、治療方法の記された記憶媒体を持ってトーキョーN◎VA行きの船に密航した。
 新興宗教団体は、ジェニー追跡の為に戦闘部隊を派遣した。しかし所詮は赤貧弱小団体の悲しさで、後手後手に回り、結局、ジェニーのトーキョーN◎VA上陸を許してしまった。



導入1

 ジェニーは、密入国を請け負う業者の手引きでトーキョー入りする予定でいる。トーキョーに着いた時点で資金は底を尽くが、医者に「新しい治療方法の記された記憶媒体」を渡す事で、医療費代わりにしてもらうつもりでいる。問題は、地理に不案内な外国の土地で、密入国の患者と取り引きする闇医者をどうやって探すかである。
 ジェニーは良い思い付きが浮かばぬまま、トーキョーに向かう船の客室にあったDAK(コンピュータ)でウェブ(ネット)巡りやらチャットやらをして過ごした。
 PCは、ウェブでジェニーと知り合う。彼女は「目の手術を受けにトーキョーに向かう船の中にいる。しかし、地理に不案内で、どうやって医者や病院を探せば良いが分からない」と口にしていて、それに対してPCが「そんな事なら、自分が案内してあげよう」と申し出る事で事件に絡む。
 PCは、待ち合わせ場所の海岸からボートで上陸するジェニーを見て、彼女が密入国者であり、闇医者を求めていると知る。ジェニーにPCを騙す意図は無く、結局、最初の約束通り、医者を探す手伝いや滞在の世話をする事になる。

 なお、プレイヤーがこのような導入をどうしても気に入らないと言うならば、「クロマク経由の依頼で、仕事として案内を頼まれる」としても構わない。

 ジェニーは、目蓋を閉じたままにも関わらず、全く何の不自由も無く行動する。目の手術を受けるという話と合わせて事情を聞くと、「カルト教団に騙されて入信して、“心眼”をもらった。今までは不本意ながら教団に従い、仕方無く“心眼”に頼っていたが、やはり肉眼に勝るものは無い。新しい治療法が確立されたのを機に脱会して、手術を受ける為にトーキョーに来た」と説明する。
 この説明は、嘘では無いにしても真実でも無い。PCが矛盾を突いて質問すれば、聞かれた事にだけ答える。例えば、「何故、北米連合で手術を受けなかったのか?」との問いには、「脱会した教団が追手を放っているから」と答える。



導入2

 新興宗教団体の戦闘部隊も、やはり密入国請負業者の手引きでトーキョーに入国する。戦闘部隊員は、沖合いで中型ボートに乗り換えて沿岸を目指す。
 SSS(警察)はこの密入国船の情報を得たが、そういった事件の全てに対応するほど捜査員のキャパシティーが無い。かと言って無視もできず、その対処をPCに丸投げ依頼する。警察関係のPCがいる場合は、リーダー役を担わされる。

 情報のあった場所で待機していると、十数人の北米連合人が乗ったボートが接岸してくる。北米連合国人(=戦闘部隊員)は、目蓋を閉じたままにも関わらず、全く何の不自由も無く行動する。

 PCが攻撃してきた場合、戦闘部隊員は散り散りになって逃げようとする。応戦するのは、逃げ切れなくなったとか、仲間を逃がす足止め役になる為などの場合だけである。導入2のPCだけでは、絶対に全員を捕えたり倒したりできないように、戦闘部隊員の人数と能力(ゲストかトループか)を設定する。
 最低でも、戦闘部隊隊長のマヤカシを含めてゲスト2人は逃亡したという事にする。

 PCが友好的に接した場合、戦闘部隊員は、自分たちが新興宗教団体の一員だと明かし、教祖から“心眼”を与えられたので盲目でも周囲の状況が分かると言う。「目が見えないという事は1つの文化であり、その文化を蔑ろにする行為は禁ずる」という“教義”を説明し、「脱会の手続きを踏まずに逃亡して、トーキョーで目の手術を受けようとしているジェニーという女性を捕えに来た」と打ち明ける。
 「どうして密入国してまで手術を受けるのを妨害するのか?」との問いには、「教義だから」としか答えない。
 これらの受け答えは、戦闘部隊の副官が行う。魔物云々の話は隊長しか知らず、隊長はその他大勢と一緒に目立たないようにしているので、特殊技能を使っても嘘を言っていないと思う。
 ちなみに、PCが攻撃を仕掛けて捕え、尋問して上手く口を割らせたとしても、同様の答えが返って来るだけである。
 また、戦闘部隊員が所持している武器(銃器も含む)は全て魔剣化されている。万一の時に魔物に対抗する為だが、その意図を知っているのも隊長のみである。

 PCが見逃すのに金を要求すれば、手持ち資金の許す限り(小額である)ならば応じる。協力を申し出た場合は、罠ではないか警戒しながらも、基本的には応じる。



本編

 導入1と導入2は、必ずどちらも使用する。それぞれ、登場判定不可のオープニングシーンとするが、参加しないシーンのプレイヤーにも内容を知らせる。

 ジェニーは、闇医者との交渉も首尾良く終わり、数日後に記憶媒体と引き換えに手術を受ける事になる。PCが医療技術を持つタタラならば、ジェニーの手術をPCが行っても良いが、その場合は「特殊な薬品が必要で、その手配に数日かかる」となる。
 手術を待つ数日の間、PCとジェニーの交流を強調して演出する事。円構造コネを利用して、導入2のPCを絡ませるのも良いだろう。

 戦闘部隊員は、夢島難民地区などの適当な場所に腰を落ち着け、地元のフェイトやニューロを使ってジェニーの捜索を行う。闇医者の診療予定記録や、特殊な薬品の発注記録を当たる事で、ジェニーの手術日前に目的の闇医院を発見する事になる。
 PCが積極的に戦闘部隊員を探そうとしたり、或いはジェニーの護衛をしたりしていれば、戦闘部隊員と戦いになる。

 戦闘部隊員は、“心眼”を持っているので、黒の剣の特殊効果は発揮せず、<跳弾>や<無明剣>などの回避に<知覚>を組み合わせる必要は無い。また、<知覚>関係の判定は常に“有利”となり、熱光学迷彩なども効果を発揮しない。
 戦力的には、PCが一致協力すれば確実に勝てるレベルでしか無い。
 導入2のPCが戦闘部隊員に味方した場合は、導入1のPCだけでジェニーを守り切るのは非常に困難となるだろう。マスターが望むならば、予め導入1のPCの人数を多目にしておいて、こうなった場合の戦力バランスが均等になるように謀っても良い。
 何れにしても、戦闘部隊員の狙いはジェニーである。拘禁できない場合は殺害しようとするし、その際は回りの護衛を無視して可能な限りジェニーを攻撃する。

 戦闘部隊員を倒した場合、最期に隊長が「眼を開かせてはいけない。魔物が……」と言い残す。或いは、「雑魚に紛れ込んでいる隊長を探し当てて生け捕り、尋問する」など、PCが明確に賢く振る舞ったならば、完全な真実を教えても良い。



結末

 結末として考えられる展開を、6つ挙げる。

@手術を受ける前に、ジェニーが死亡する。
 理由はともかく、ジェニーが死んでしまった場合は、そこでセッション終了である。後味の悪さはあろうが、PCは裏で何があったかを知る事も無く、1つの事件を未然に防いだ事になる。

A手術を受ける前に、ジェニーを戦闘部隊員に引き渡す。
 ジェニーを捕える理由について、戦闘部隊員は「教義だから」としか説明しない。それでPCが納得して、ジェニーを裏切る形で引き渡すならば、その時点でセッション終了である。ジェニーがどうなったかを、PCが知る機会は永遠に無い。

Bジェニーに手術を受けさせる。
 手術は成功して、PCの前で包帯を取る事になる。包帯を取った瞬間、魔物がPCを攻撃する。
 魔物の最初の攻撃を受けたとき、そのリアクションとして登場しているPCは<霊感>や適当な特殊技能判定を行う事ができる。成功すれば、アストラル空間の魔物が直接攻撃している事に気付く。達成値が15以上になるならば、「ジェニーの眼が関係している」と分かる。
 判定に成功しなくとも、これまでの展開から「眼が関係している」とプレイヤーが気付いた場合は、その推理を生かして良い。
 PCがジェニーの眼を潰すというオプションを取った場合、肉体戦ダメージチャートで14の結果が出れば良いとする。
 魔物は、宿主のジェニーは守ろうとする。<見切り>のように手札を出すことによって、その分だけジェニーが被ったダメージを軽減できる。
 魔物の能力についてはマスターに任せる。「神業を持たない」「<ゲシュタルト崩壊>や<幻覚>に相当する特殊技能を使ってアストラル界から精神攻撃を仕掛けて来る」「能力値はマヤカシ×3」「アクションランク4」という辺りをお勧めする。
 ジェニーの眼を潰したり、魔物を倒す事で収めても、ジェニーは精神に重大なダメージを被る。
 この精神のダメージに関しては、これまでのPCの対応次第で決定する。PCが、ジェニーの精神の拠り所となれるくらいの言動・振る舞いを見せていたならば、「過去の記憶を失い、さらに『自分はトーキョー生まれのトーキョー育ちの孤児だ』という模造記憶まで生成されてしまう」などとハッピーエンドとも取れるオチが付くとする。
 そうでなければ、真の狂気に陥る。

Cジェニーに手術を止めるよう説得する。
 如何なる理由を挙げて説得しようとも、基本的に彼女は聞き入れない。その場は納得した振りをしても、後でこっそり手術を受ける。手術後、親しいPCに「やっぱり手術を受けた。今夜、包帯が取れる」などと電話を入れる。PCが様子を見に来るならばBと同様の展開になる。放っておくならば、後に怪事件のニュースを聞く事になる。

Dジェニーを拘禁して北米連合に赴き、教祖と接触する。
 何らかの手段(戦闘部隊の平隊員のふりをしている隊長を見付け出して説得や尋問をするとか、ウェブを活用して新興宗教団体幹部と接触して「そちらの戦闘部隊は壊滅させた。既にジェニーの手術も済んで後は包帯を取るだけなんだけど、何か言いたい事はあるか?」と脅し混じりに情報を求めるとか)で魔物の出現前に真実に至れば、北米連合へ行って教祖に“心眼”の除去を依頼する事もできる。
 ただし、北米連合旅行だけでも一大冒険である。チンピラとの戦闘を起こすなど、マスターは適当なトラブルを演出して欲しい。
 <社会:北米連合>または適当なコネ判定に成功すれば新興宗教団体のコミュニティーを訪れる事ができる。そこで礼儀をわきまえた行動を取れば教祖との面会が叶い、ジェニーは“心眼”の除去を受ける事になる。
 “心眼”の除去により、ジェニーは精神に重大なダメージを被る。ダメージの内容に関しては、Bに準じる。

Eその他
 その他、プレイヤーから良い案が出されれば、採用しても良い。例として、「≪タイムリー≫で魔物を一時的に抑える札を作ってジェニーを安全に保護する」「(教祖では無く)ドク・ラルフや芳華玲といった有名NPCに治療を依頼する」などが考えられる。
 ただし、余りに楽な方法でハッピーエンドに結び付くというのは不自然なので、マスターはよくよく吟味して欲しい。
 上記の「≪タイムリー≫で魔物を一時的に抑える札を作る」という例の場合は、「PCに医療系タタラがいる」という状況はレアだし、さらに「プレイヤー自身が神業の使い方を思い付いた」のであればそのアイデアを買って認めても良いだろう。
 「ドク・ラルフや芳華玲といった有名NPCに治療を依頼する」という場合も、「コネ判定一発で診断から治療まで全てやってもらえる」などという展開にしては絶対に駄目である。まず、「Dジェニーを拘禁して北米連合に赴き、教祖と接触する」と同様に、魔物の出現前に真相に至らなければ有名NPCと言えども治療どころか診断すらできない。その上、真相が分かった後でも「教祖に頼みに行く」のに準じるくらいの苦労が必要になる。具体的な内容に関しては、マスターが設定する。

●≪黄泉還り≫について
 ≪黄泉還り≫を他人に使う場合、同一シーン内でなければならないというルールをきちんと適用する事。
 「ジェニーを殺して、死体に目隠しをしてから、≪黄泉還り≫で生き返らせれば解決する」と考えるプレイヤーもいるかもしれないが、それは間違いである。≪黄泉還り≫を他人に使う場合、同じシーンの間でなければいけない。ジェニーを殺してすぐに≪黄泉還り≫を使えば、同時に魔物も復活するので意味は無い。殺して拘禁してから≪黄泉還り≫を使おうにも、それだけ間が空く場合は「次のシーン」と見なされてしまうので≪黄泉還り≫は効果を発揮しない。
 或いはまた、「ジェニーの眼を潰したり、魔物を倒す事で収めた」場合、その後のジェニーの精神ダメージを≪黄泉還り≫で癒そうと考えるプレイヤーもいるだろう。この場合、「戦闘終了直後、ジェニーに駆け寄って抱き起こし、すぐに≪黄泉還り≫を使う」というロールプレイを行うならば、<狂気>や<発狂>の状態は癒され、単なる記憶喪失で済むものとする。しかし、「まだ魔物が生きているのではないかと疑って様子を伺う」とか「とっさには対応が取れず、だいぶ間が空いてから≪黄泉還り≫による治療を思い付いた」などというときは、「次のシーンになった」と見なして≪黄泉還り≫は効果を発揮しない。何れにしろマスター側から「≪黄泉還り≫による精神治療」を提案する必要は全く無いし、プレイヤーが思い付いたときも「もし魔物は死んだふりをしている場合は不意討ちを食らうからね?」と覚悟を問う演出をしても良いだろう。



さいごに

 つい最近まで、全米聾唖者協会は「手話は文化である」と主張して、一部の聴覚障害者を治癒する人工内耳手術を「文化の破壊行為」として非難していた。超大国の障害者の為の最大規模の団体の愚かな主張をニュースで知り、このシナリオを思い付いた。
 ニュースそのままの内容では捻りが足りないので、発想を逆転させ「悪の教団エージェントに見えた者たちが、実は善人」とした。
 盲人の教団というアイディアに関しては、コールドウェイナー・スミスの『スキャナーに生きがいはない』の影響を受けていると思う。戦闘部隊員のロールプレイの参考にしてもらっても良いだろう。




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